[#511] PPV2日前、過激な戦いが連続!

今週のSmackDownはテネシー州メンフィスで行なわれ、エクストリーム・ルールズPPVを2日後に控え、ショーは"カッティングエッジ"でスタートした。リング内に複数の大型ラダーがそびえ立つ中、ホスト役のエッジはゲストとしてPPVで王座を争う相手、ジェフ・ハーディを呼び出した。
ジェフは、大歓声に迎えられてリングに上がると、"俺と話がしたいならば、ラダーの頂上に上がってからにしろ"とエッジを挑発、自ら頂上に上がると"最高の居心地だ"と豪語、日曜日に世界ヘビー級王座を奪い取ると確約して場内を大きく沸かせた。
エッジは、ジェフの勢いに押されそうになりながらも、ジェフを支持するファンを侮辱しつつ、日曜の対戦が危険極まりない勝負になるのは間違いないと断言、自らもラダーを登って頂上に座るジェフと並ぶと、ジェフがどんな捨て身の攻めを仕掛けようとも、ジェフを倒してラダーを登りつめてベルトを手にすると明言した。
ジェフは、寝言は寝て言えと言わんばかりにエッジの語りをさえぎると、日曜のラダー・マッチは自身が凋落するきっかけではなく、自らを救うべく闘いになると断言した。すると、エッジはジェフの言葉を認めながらも、2人の間で宙吊りになっているベルトをジェフに叩きつけ、さらにジェフをラダーごと押し倒してしまった。
ジェフはラダーからダイレクトにトップロープへと墜落、さらにエプロン、フロアへと転落してしまった。一方のエッジは、手にしたベルトを高々と掲げながら、日曜での王座防衛をアピールしながら去っていった。
モリソン対ベンジャミン!

今夜の1試合目は、ジョン・モリソンとシェルトン・ベンジャミンのシングル・マッチだ。試合は、2人の闘争心がぶつかり合うかのような激しい打撃の応酬で始まった。序盤は、ベンジャミンがパワーにものを言わせてモリソンの左脚を攻め立てながら動きを封じに出た。
モリソンは、フィギュア・フォー・レッグロックに捕まったものの、直立姿勢へと持ち直したところから痛烈なエンズイギリを炸裂させてベンジャミンからダウンを奪った。モリソンは痛めつけられた左膝をかばいながらも果敢に攻撃を続けながら積極的にカバーを狙っていった。
モリソンは、軸足となる左脚を傷めつけられたことで、なんと蹴り出す右足を軸足としながら、セカンドロープから反動を使ってラウンドキックを敢行、しかし、ベンジャミンはこれをかわしてモリソンを捕獲、シングルレッグ・ボストンクラブに仕留めた。
モリソンはリング中央へ引き込まれたところで重心が上がったベンジャミンを丸め込んで脱出、サイドスラムを狙われながらもカウンターのスインギングDDTを炸裂、ベンジャミンを頭からキャンバスへと叩き込んでダウンを奪うと、すかさずスターシップペインを敢行、3カウントを奪って試合を制した。
ジェリコ対R-トゥルース!

2試合目に出場するクリス・ジェリコが現れた。ジェリコは、客席に非情な視線を投げかけながらマイクを持つと、日曜での対戦相手レイ・ミステリオに向けて"素顔を隠して闘う、ファン達よりも臆病な奴"と侮辱、PPV戦でマスクを引き裂いて素顔をさらし、レイが今まで築いてきたキャリアをメチャクチャにしてIC王座を奪い取ってみせると言い切った。ところが、今夜の対戦相手R-トゥルースが、入場テーマ曲を絶唱しながら登場、ジェリコの語りを切り裂いてみせた。
R-トゥルースは、メンフィスのファンに"What's up ! ? "と呼びかけ、さらにジェリコにも呼びかけた。ジェリコは、"自分が仕切るショー"の邪魔をするなとばかりにR-トゥルースを侮辱したが、R-トゥルースはジェリコこそとんでもない偽善者だと断言してみせた。
試合が始まると、R-トゥルースはスピーディな動きでジェリコを翻弄、フロアへと逃れたジェリコにプランチャを浴びせて畳みかけに出た。しかし、ジェリコはロープを揺さぶってコーナーに上がったR-トゥルースを落とすなど、ベテランらしい狡猾な攻勢を展開、R-トゥルースの動きを封じ込みに出た。
R-トゥルースは、自力で脱出するとR-トゥルースならではな、アクロバティックな動きでジェリコを迎撃、ジェリコのウォールズ・オブ・ジェリコ攻勢を封じ込み、さらにはライオンサルトもかわしてみせた。が、ジェリコはコーナーから跳んできたR-トゥルースをコードブレーカーで迎撃、3カウントを奪って勝利を収めた。
試合後、ジェリコは不敵な笑みを浮かべ、余裕を見せながら退場していった。が、いきなりレイがステージから登場、ジェリコに奇襲を仕掛けた。レイは、マウント状態からパンチを叩き込んだところでレフェリー陣に制止されたが、退場すると見せかけてステージ上からジェリコめがけてシッティング・セントーンを敢行、PPV前に勝利したジェリコの勢いをくじいてみせたのだった。
パンク対ウマガ!

3試合目は、PPVでサモアン・ストラップ・マッチで対戦するウマガとCMパンクによるシングル・マッチが実現した。CMパンクはブリーフケースを手に、ウマガはストラップを手に入場したが、試合はがっちりと組み合って始まった。
序盤はパンクがウマガの暴走をかわしながら足攻めで攻勢、コーナー最上段からクロスボディをきめて積極的にカバーを狙っていった。ウマガは、パンクの痛烈なキックを浴びながらも倒れることを拒んだが、エンズイギリを叩き込まれるとフロアへ転落してしまった。
ところが、ウマガはスイサイドダイブを敢行したパンクを、なんとサモアンスパイクで迎撃、フロアへ叩き落としてしまった。ウマガは、パンクをリングへ押し戻すと、左腕をしとめながらわき腹を掴み込むクロー攻撃、さらには手足を掴んで弓なりに反らせながらパンクの腰を攻め立てるなど、強烈な攻めを展開した。
パンクは自力で脱しながらもベア・ハグに捕まってしまい、再度脱出を試みたところで痛烈なトラースキックを浴び、さらに得意のキックをきっかけに反撃を試みながらカバーを狙うも、スイング式スラムで寸断されてしまう。
パンクはコーナーに押し込まれながらも、ウマガ渾身のヒップアタックを回避、痛烈なハイ・ニーを叩き込んだが、なんとウマガはパンクを投棄、ストラップをコーナーへと持ち出した。が、ここでパンクに背を向けたのが失敗だった。パンクは背後から素早くウマガを抱え上げてGTSを炸裂、ウマガから3カウントを奪って勝利を収めた。
6ディーバ・タッグ・マッチ!

4試合目は、華やかな6ディーバ・タッグ・マッチが実現、女子王者メリーナ、ゲイル・キム、イヴのチームとミシェル・マクール、レイラ、アリーシャ・フォックスのチームが優劣を競い合った。ちなみに、この試合ではマリアが白黒のストライプが入った、タイトな衣装でレフェリーを務めた。
試合は、最近抗争を繰り広げているイヴとレイラの先鋒で開始、イヴはパワフルな動きでアリーシャを自陣へ引き込んでキムと交代、まさに畳みかけるという言葉がふさわしい攻勢でアリーシャを翻弄した。
アリーシャがロープに送られたところで、マクールが自らアリーシャと交代、マクールは体格の違いを見せつけるかのようにキムを抱え投げ捨てるなど有利に試合を展開、キムを自陣へ引き込んでレイラと交代した。
レイラは軽快な動きで攻めに出たが、キムはコーナーに追い詰められたところで反撃に成功、女子王者メリーナと交代した。メリーナは、映画マトリックスのワンシーンを連想させるような、柔軟なブリッジでレイラの攻撃を回避すると、ブリッジの姿勢を保ったままキックで反撃に成功、場内を大きく沸かせた。
メリーナは絶叫しながら猛攻を展開、ところがアリーシャがエプロンから妨害を試み、フロア上で乱闘が始まった。これに気づいたマリアが注意に入った。ところが、マリアの背後でエプロン上にいたマクールがメリーナを一蹴、レイラは肩口に落とすネックブリーカーから3カウントを奪取、チームに勝利をもたらした。
PPVでは、サンティーナとビッキー・ゲレロがMissレッスルマニアの座を懸けて再度激突するが、WWEファンならば、必見の試合に間違いない!
カリ対ジグラー!

5試合目は、ザ・グレート・カリとドルフ・ジグラーのシングル・マッチが実現した。ジグラーは、オープンチャレンジで実力を誇示しようとしながら、スティールチェアでカリをめった打ちにするという、カリに付けねらわれる暴挙に出たわけだが、今夜の試合では、どんな展開が見られるのだろうか。
試合開始のゴングが鳴ると、ジグラーは果敢に打撃で攻めに出たが、カリはジグラーの脚の長さほどあろうかと思われる、長い腕を繰り出して迎撃、ジグラーをコーナーに追い詰め、迫力満点の一撃を浴びせてみせた。
ジグラーは、悔しがりながらもフロアへと下りてカリから距離を置き始めた。カリはフロアを下りて追撃に出たが、ジグラーは豪快なチョップを回避、カリがコーナーポストを叩いてひるんだところでリングに戻ってキックを浴びせかけた。が、長身のカリがフロアから繰り出した一撃は、"普通に"ジグラーの胸板に命中、トップロープをまたいでリングへ戻った。
ジグラーは、悠然と攻めてくるカリに対して余力を振り絞るように激しく抵抗、チョークスラムを回避してカリをロープに追い詰めて痛めつけた。しかし、カリは飛び込んできたジグラーを激烈な肘の一撃、さらにブートで蹴散らすと、カリボムを炸裂、3カウントを奪って勝利を収めた。
パンジャビのプレイボーイは、通訳のシンそしてファンの喝采を浴びる中、上機嫌で両手を掲げて勝利を喜んだ。
チャンピオン対チャンピオン!

メインイベントの時が訪れた。世界ヘビー級王者エッジ対インターコンチネンタル王者レイ・ミステリオというチャンピオン同士によるシングル・マッチだ。
試合が始まると、レイがスピードでエッジを翻弄しようとしたが、エッジはレイを逃すことなく迎撃、コーナーへ追い詰めて蹴散らしてみせた。エッジは、フロアへレイを追い、ステップへ叩き込んだが、レイは巧みな前転で激突を回避、向かってきたエッジめがけてステップを蹴り出し、エッジの左膝に直撃させ、さらにステップを踏み台にシッティング・セントーンを敢行した。
リング上での攻防が再開されると、ミステリオはエッジを畳みかけに出たものの、エッジはシャープな動きで反撃、逆転に成功する。エッジは、コーナーそしてエプロンを駆使してレイの姿勢を崩し続けた。
レイは、スピードとエッジの一歩先を読む攻撃で反撃を展開、エッジは豊富な経験を思わせる動きでレイと息詰まるピンフォール争奪戦を展開してみせた末にレイを捕獲、顔面からキャンバスに叩き込んで動きを止めた。
エッジに反撃を封じ込まれ続けるレイは、ついにコーナー最上段からの攻撃を決意、強引にスーパープレックスを狙ってきたエッジを退けてジャンピング・スピニング・ヘッドシザーズを敢行、エッジをフロアへと駆逐、さらに、ここぞとばかりにトペ・スイシーダを敢行してエッジをフロアへなぎ倒してみせた。
レイは、エッジをリングへ押し戻すとトップロープ上からのレッグドロップ、さらにはクロスボディを敢行するが、いずれの攻撃をもってしてもエッジから3カウントを奪えない。エッジは、再度コーナーから攻めようとしたレイを肩口に担ぎ、投げ叩きつけようとしたが、レイはカウンターのDDTを敢行、しかし、それでもエッジは敗北を拒んだ。
レイは、再度トップロープからの攻撃を敢行、しかしエッジはレイを捕らえるとシャープシューターに仕留めた。レイは自力で脱出に成功すると、エッジをロープへと叩き込んで619を敢行、2度目の619が命中したと思われたが、なんとエッジはレイを捕獲、バックブリーカーでレイを膝に叩き込んだが、レイは隙を突いてカバーに入った。
カバーを返されたレイは、立ち上がったエッジめがけてエンズイギリを叩き込み、さらに619も命中させたが、トップロープからのレッグドロップを狙ったところで、なんとエッジが回避、着地したレイをスピアーで貫き、3カウントを奪って試合をきめた。
エッジは、試合が終わったにもかかわらず、リングの下からラダーを持ち出すと、レイにさらなる攻撃を仕掛けようとした。ところが、チェアを手にしたジェフ・ハーディがリングに駆けつけ、ラダーごとエッジを殴り倒した。
ジェフは、続けてエッジをラダーめがけてツイスト・オブ・フェイトで叩き落し、さらにエッジが持ち込んだラダーを立てると、跳び箱を飛び越すようにラダー頂上を跳び越し、エッジにレッグドロップを叩き落としてみせた。
先週はエッジのラダー攻撃に沈んだジェフだが、PPVを目前に控えた今夜はジェフがエッジを沈めてみせた。PPV当日に行なわれるラダー・マッチ形式王座戦では、我々の想像を絶し、彼ら自身が極限を超える、まさにエクストリームな死闘が繰り広げられるに違いない!
[試合結果]
| GAME | RESULT |
|---|---|
| 1試合目 |
◎ジョン・モリソン vs. ×シェルトン・ベンジャミン |
| 2試合目 |
◎クリス・ジェリコ vs. ×R-トゥルース |
| 3試合目 |
◎CMパンク vs. ×ウマガ |
| 4試合目 6ディーバ・タッグ・マッチ |
◎レイラ & ミシェル・マクール & アリシア・フォックス vs. ×ゲイル・キム & メリーナ & イヴ |
| 5試合目 |
◎ザ・グレート・カリ vs. ×ドルフ・ジグラー |
| 6試合目 |
◎エッジ vs. ×レイ・ミステリオ |


