SMACKDOWN

[#508] 「裁きの日」を前に激闘が連続!

ジャッジメント・デイPPVを目前に控えた今週のSmackDownは、オハイオ州デイトンで行なわれ、ショーの開始と同時にタッグ・マッチが始まった。ジョン・モリソンがCMパンクと組み、モリソンを移籍後からつけ狙い始めたシェルトン・ベンジャミンがかつての相棒チャーリー・ハースと組んで臨んだ試合だ。

試合は、先鋒で出たハースがパンクにパワフルな先制を仕掛けたものの、パンクは痛烈なキックで反撃、ハースを捕らえてモリソンと交代した。モリソンは個性的な動きで攻勢を仕掛けたが、ハースの攻撃にさらされ、さらにベンジャミンとの交代を許してしまう。ベンジャミンは力強い攻勢に出たものの、モリソンは反撃しながらパンクとの交代にこぎつけた。

パンクはモリソンとのダブル攻撃を成功させてカバー、ベンジャミンに返された後も攻勢を仕掛けるが、ベンジャミンはハースと交代、しかしハースはパンクのキック攻勢に捕まって左腕を奪われて動きを封じられてしまう。ハースは脱出するもパンクを攻めあぐね、ついにGTSの体勢に持ち込まれてしまうが、ベンジャミンが援護に入った。パンクはハースを放し、ベンジャミンにGTSを仕掛けようとしたがベンジャミンは脱出、直後にモリソンがリングに入り、パンクと一緒にダブル・ドロップキックで相手チームをフロアへ駆逐してみせた。

リング上での攻防が再開されると、ハースがモリソンに攻勢を開始、自陣コーナーへ追い込んでベンジャミンとの連携攻撃でモリソンを痛めつけた。ベンジャミンが交代してリングインすると、昨日のミステリオ戦終了後に受けた屈辱を晴らすかのように猛攻を開始した。モリソンはネックブリーカー、チン・ロックと仕掛けられながらも脱出、コーナー対角線上から駆け出し、ベンジャミンを飛び越えて交代しようとしたが空中で捕まってしまう。

ベンジャミンがハースと交代した直後、落とされたモリソンはサンセットフリップを狙ったが、交代して入ってきたハースの痛烈なキックを浴びてしまう。ハースはモリソンを自陣へ引き込んでベンジャミンと交代、ベンジャミンはキャメルクラッチでモリソンを仕留めに入った。モリソンは自力で直立姿勢を取り戻すと、ベンジャミンが仕掛けてきたバックスライドを回避、パンクとの交代に成功した。

パンクは、温存してきた体力を爆発させるかのような猛攻勢を開始、ベンジャミンをコーナーに追い詰めてハイ・ニーを炸裂させた。が、ベンジャミンはロープに送られた時にハースとの交代を成立させていた。ハースはパンクを捕らえると、豪快なベリー・トゥ・ベリーで投げ放った。ハースとベンジャミンは巧みな連係攻勢を開始、力強い攻撃でパンクを痛めつけていった。

パンクは相手チームの徹底攻勢にさらされながらもハースのスープレックスを回避して着地、モリソンとの交代にこぎつけた。ハースはパンクをクローズラインでフロアへ叩き落としたが、モリソンはハースを首からロープへ叩き落して反撃、ベンジャミンを一蹴すると、反撃を仕掛けてきたハースを痛烈なキックで仕留めてみせた。

モリソンはコーナー最上段へ上がってハースを仕留めようとするが、ベンジャミンがフロアからリングイン、猛ダッシュからジャンプ、なんと垂直跳びでトップロープ上に着地してモリソンの攻撃を阻止するが、リング内に着地したところでパンクの一撃を浴びて再度フロアへ転落、モリソンはコークスクリュー・ムーンサルトを敢行してハースから3カウントを奪取、パンクに勝利をもたらした。

SmackDownは誰のショー?

クリス・ジェリコが現れた。彼は、今夜もファンを侮辱しながら自身の素晴らしさを力説した。清廉潔白、有言実行を強調するジェリコは"裁きの日"と題されたPPVもまったく恐れることなく臨み、レイ・ミステリオからIC王座を奪うことでSmackDownに君臨するショーの主役となるべく快進撃を始めると豪語、PPVまで待てないとばかりにミステリオを呼び出した。ところが、現れたのはミステリオではなかった。

世界ヘビー級王者エッジだ。エッジは、「SmackDown所属スター全員が俺を狙っている、SmackDownは俺のショーだ」と豪語したジェリコを真っ向から否定、所属スター全員は世界ヘビー級王座を保持するエッジを狙っているはずで、ジェリコもエッジを狙うべきだと反論、さらにエッジはジェリコの勝負要求を無視するように、PPVの対戦相手ジェフ・ハーディを呼び出した。

ジェリコは「待て待て、俺が先だ。お前はそこで並んで順番待ちしてろ」とエッジを制した。すると、ステージにテディ・ロングGMが現れた。彼は、このショーがジェリコ、エッジのいずれのショーでもないと明言、WWE空間を形成するWWEユニバース、つなわちWWEファンのショーだと言い切った。そして、エッジ対ジェリコのメインイベントを決定したのだった。

オーティーズ、王座挑戦者に挑戦

2試合目は、PPVでエッジの王座に挑むジェフが出場、ECWから移籍したリッキー・オーティーズとのシングル・マッチに臨んだ。パワフルなスタイルが身上のオーティーズは、フェイスペイントを施して試合に臨んだジェフに先制、豪快な投げとタックルで世界ヘビー級王座挑戦者を攻め立てた。

ジェフは一方的に攻められながらも、オーティーズのスプラッシュを膝で防御すると、打撃中心の攻めでオーティーズへの反撃を開始、ウィスパー・イン・ザ・ウィンド、ツイスト・オブ・フェイト、さらにスワントーンボムを炸裂させて勝利、PPV戦に向けて勢いをつけた。試合後、ジェフはリング上での取材で改めて世界ヘビー級王座奪取を宣言、場内には彼を支持する大歓声が沸き上がった。

ディーバズ・タッグ・マッチ!

3試合目は、女子王者メリーナがゲイル・キムと組み、ミシェル・マクール&アリシア・フォックス組とのタッグ・マッチに臨んだ。試合開始のゴングが鳴ると、先鋒のマクールはいきなりタックルで先制、しかしメリーナはマウントパンチで反撃する。レフェリーがブレイクを命じると、マクールはフォックスに交代した。

メリーナは王者の貫禄を見せつける攻勢でフォックスを圧倒するとキムと交代、キムもフォックスを相手に余裕の攻勢を見せつけ、さらにエプロン上では接近してきたマクールを一蹴してみせた。ところが、キムがトップロープを掴んでリングインを試みたところでマクールが足を掴み、なんとそのままフロアへ引き落としてしまった。

マクールはフォックスと交代、キムをリングへ押し戻して猛攻を仕掛けた。キムはリバースヘッドロックに捕まりながらもロープを活用して反撃、マクールのホールドから脱出した。キムが交代にこぎつけるとメリーナは猛攻を開始、スピードと柔軟性でマクールを翻弄した。しかし、フォックスが援護の乱入を敢行、続いて入ったキムがフォックスをけん制するなど、リング上は混沌としてしまった。

リング上ではマクールが、コーナーに佇むメリーナめがけて飛び込んだがメリーナはキックで防御、立ち上がろうとしたマクールの背中に飛びつくと奇声を上げて前転しながらマクールを背中から叩きつける一撃を炸裂、3カウントを奪ってチームに勝利をもたらした。

ジグラー対ワン・ヤン!

4試合目は、ジミー・ワン・ヤンがドルフ・ジグラーとのシングル・マッチに臨んだ。試合開始のゴングが鳴ると、ジグラーは握手を求めたが、ワン・ヤンは右手を蹴り上げて返答、素早いアームドラッグで先制を仕掛けた。しかし、ジグラーは強靭な筋力で反撃、リア・チン・ロックでワン・ヤンを仕留め、積極的にカバーを狙った。

ワン・ヤンは、ジグラーの強引な攻勢に苦しんだが、クローズラインとアクロバティックな動きを絡めたキック攻勢で反撃、ところが、ムーンサルトの目測を誤ったところをつけ込まれてしまい、背後から強烈なネックドロップで仕留められて3カウントを奪われて敗れてしまった。一方のジグラーだが、勝利の喜びに酔いしれる余裕はなかった。

ザ・グレート・カリが現れたのだ。先週、チェアショットでめった打ちにされたカリは、エプロンに上がったところで向かってきたジグラーを首から捕獲、フロアへ投げちぎってしまった。ジグラーは、悠然と追いかけてくるカリから逃げ出すしかなかった。

R-トゥルースvsノックス、リマッチ!

5試合目は、先週行なわれたシングル・マッチ、R-トゥルース対マイク・ノックスの再戦が実現した。客席からテーマ曲に乗って、"What's up ! ? "を連呼しながら、ファンの心を掴んで入場するR-トゥルース。一方のマイク・ノックスはR-トゥルースとは対照的に凶暴な性格を抑え込むように、寡黙かつ不気味な入場を果たした。

組み合いで始まった試合は、ノックスがパワーで押す先制を展開、しかしニー・ドロップをかわされて膝を強打、あわててフロアへと逃れた。R-トゥルースは、これを好機とばかりにトップロープを越えてダイブを敢行、ノックスをリングへ押し戻して反撃に転じた。が、ノックスは先週R-トゥルースから勝利をもぎとったブートを炸裂、一撃で反撃を寸断してみせた。

ノックスは、ヘッドバット、スプラッシュ、クローズライン、ロープめがけてのカタパルトで畳みかけるが、R-トゥルースは3カウントを許さない。ノックスは、なおもパワフルな攻勢を仕掛けたが、R-トゥルースはキレのある動きで回避しながらコークスクリュー・フォアアームを炸裂、3カウントを奪って先週の雪辱を果たしてみせたのだった。

混沌のメインイベント

メインイベントの時が訪れた。エッジとジェリコは堂々の入場を済ませると、SmackDownブランドでの優劣を競うシングル・マッチが始まった。ジェリコとエッジは、互いに相手を見下すような薄笑いを浮かべながらリング中央へ歩み出ると、ののしり合いを始めた。そして、エッジが両手を掲げて優位をアピールした。すると、ジェリコは平手打ちで先制、エッジも痛烈な平手打ちで返すと、両者は組み合いから殴り合いへと突入した。

2人はフロア上へ転がり落ちると、ジェリコとエッジは実況ブース前でもつれ合う乱闘を繰り広げた。リング上での攻防が再開されると、ジェリコはタックルを仕掛けてきたエッジを回避してコーナーポストへ自滅させることに成功する。エッジは左腕を奪われて動きを封じ込められるが、ロープへ送られたところで反撃に成功、痛烈な打撃で攻め立てていく。

ジェリコは、エッジの狡猾な攻めにさらされながらも反撃、エッジをロープへ送ると、エッジの背中に乗り上げ、トップロープを掴みながら全体重をかけてエッジをロープに食い込ませ、ベースボールスライドでエッジをフロアへ蹴散らした。ジェリコは得意げな顔でリングを下りてエッジ追撃に出たが、エッジは猛反撃を開始、ジェリコをステップさらにはフェンスに叩き込んでみせた。

ジェリコはカバーを返すとコーナー最上段からの攻撃を試みたが、追撃してきたエッジと相打ちになってしまい、2人は最上段からフロアへ転落してしまう。リング上での攻防が再開されるとジェリコがエッジの左腕を執拗に攻め立てる攻勢を展開、エッジはしきりに挑発してくるジェリコをコーナーへ送って自滅させることに成功する。

ジェリコはコーナーに送られ、エッジのタックルを浴びるが、機転を利かせてロープに足を乗せてカバーを敢行、しかしレフェリーに気づかれてカウントを止められてしまった。エッジは、レフェリーに抗議するジェリコを背後から捕らえて押さえむが、彼までロープに足を乗せてカバー、これもレフェリーに見られてカウントを止められてしまい、ここで隙を狙って攻め込んできたジェリコとクローズラインの相打ち、ダブル・ノックダウン状態となってしまう。

両者は立ち上がると、ジェリコがブルドッグでエッジを捕獲、勝機を悟ったジェリコは笑みを見せながらライオンサルトを狙うが、エッジはこれを回避、ジェリコをシャープシューターで仕留めに入った。ジェリコはやっとのことでロープにたどり着きブレイクへ持ち込むと、ウォールズ・オブ・ジェリコで反撃に出た。

エッジは、かろうじてロープに到達してブレイクへ持ち込むと、レフェリーへの抗議に出たジェリコをスピアーで射抜いた。エッジは、リングへ戻ろうとするジェリコを掴み上げようとしたが、ジェリコはエッジをロープへ叩き込むと、スティールチェアを手にとった。しかし、エッジはジェリコがチェアを振り上げたところをブートで一蹴、ここでレフェリーがジェリコへの反則判定を認めてゴングを要請した。

エッジがチェアを手にとり、ジェリコに視線をやった時だった。ジェフ・ハーディがリング内に乱入、ツイスト・オブ・フェイトでエッジをチェアに叩き落して見せた。ジェフがコーナー最上段に上がってスワントーンボムを狙おうすると、ジェリコがジェフを妨害、ジェフはジェリコめがけてプランチャを敢行してみせた。

直後、スピーディーなギターサウンドが場内に鳴り響くと、ブリーフケースを持ったCMパンクがレフェリーを引き連れてリングに駆け上がった!あわや去年の王者交代劇の再現かと思われた瞬間、いきなりリング上にウマガが出現、CMパンクに襲いかかった!パンクはウマガの襲撃をかわすとブリーフケースでウマガを一蹴、フロアへ駆逐、さらに捨て身のプランチャでウマガを倒壊させた。

フロア上ではウマガとパンクが乱闘、リング上ではジェフがエッジに襲いかかり、エッジは逃げるようにフロアへ下りてしまい、2組の乱闘は客席の中までもつれ込んでしまった。ジェリコは、そんな彼らを高みの見物をするように見下ろしながら退場している。が、なんとステージ奥からミステリオが飛び出してジェリコに一撃を与えた!

3か所で繰り広げられる乱闘によって、SmackDownは混沌の中で放送時間いっぱいとなってしまったが、ジャッジメント・デイPPVでは各試合にどんな裁きが下されるのだろうか!?

[試合結果]

GAME RESULT
1試合目
◎ジョン・モリソン&CMパンク

vs.

×シェルトン・ベンジャミン&チャーリー・ハース
2試合目
◎ジェフ・ハーディ

vs.

×リッキー・オーティーズ
3試合目
◎メリーナ&ゲイル・キム

vs.

×アリシア・フォックス&ミシェル・マクール
4試合目
◎ドルフ・ジグラ-

vs.

×ジミー・ワン・ヤン
5試合目
◎R-トゥルース

vs.

×マイク・ノックス
6試合目
ノンタイトル・マッチ/反則判定
◎エッジ

vs.

×クリス・ジェリコ

WWEスペシャルリングサイド2009 2009年に放送予定のPPVが全て視聴可能な最強セット