SMACKDOWN

[#507] 世界ヘビー級王座戦線に波乱か!?

今週のSmackDownは、ペンシルバニア州ピッツバーグで行なわれ、ショーの開始と同時にテディ・ロングGMが華々しく開会を宣言、IC王者レイ・ミステリオの"SmackDown復帰"を歓迎すると同時に紹介、レイ本人が大歓声に迎えられながらリングへ上がった。

レイは、先週の世界ヘビー級王座第1挑戦者決定戦でジェフ・ハーディに惜敗したことを認めながらも次なるチャンスを待つと語り、それまではIC王座を守りぬくと力強くコメントした。すると、突然クリス・ジェリコの入場テーマ曲が流れ始め、黒タイツを履いたジェリコ本人がリングに上がった。

ジェリコは、ロングGMに紹介を断られると、通算5度の世界王座獲得、8度のIC王座獲得、2008年度最優秀スーパースターという輝かしい経歴を携えたジェリコ自身こそがSmackDownの顔となると強調しながら場内のファンを侮辱、反論しようとするロングGMをさえぎって先週行なわれたフェイタル4ウェイ戦での失格判定に対して謝罪しろと要求した。

王座に挑戦したいというジェリコに対し、ついにレイが黙ってろと一蹴、突き飛ばされて唖然とするジェリコに対し、先週での敗北を素直に認めろと言い放ち、さらに自分そしてファンはジェリコの戯言など聞いていられないと、リングを下りてしまった。自分への侮辱だとロングに凄むジェリコだったが、今度はジェフが現れた。

ジーンズ、白いタンクトップ、黒いジャケットというラフな出で立ちで現れたジェフは、王座に挑戦したいのならば、カリスマ性あふれる第1挑戦者である自分を倒してからにしろと言ってのけ、ファンを沸かえ、ジェリコが侮辱するファンの支持がなければ、今日のジェリコ自体存在しなかったはずだと断言、ジェリコこそ忌むべき存在だと言い放った。

ジェフは、ロングGMが今夜ジェリコとジェフのシングル・マッチを組み、ジェリコが勝った場合はジャッジメント・デイPPVでの王座戦がジェリコを加えたトリプルスレット形式となることを告げる一方で、その試合でジェリコの敗者ぶりをさらけ出してやると明言した。

ジェリコは、思わず右パンチを繰り出したものの、ジェフはかわして平手打ちで一蹴、ジェリコは顔を赤らめながらもリングを下りて退場し始めた。そしてロングGMは、ジェフの語ったカードを公式に決定したと宣言、ジェリコは頬を押さえながらも笑みをこぼしながら去っていった。

ノックス、公式戦デビュー!

今夜の1試合目では、R-トゥルースとマイク・ノックスによるシングル・マッチが行なわれた。R-トゥルースは、いつものように客席から入場テーマ曲に乗って入場、ファンと"What's up ! ? "で掛け合って場内を盛り上げた。が、ノックスはその盛り上がりを断ち切らんばかりの不穏な雰囲気を撒き散らしながらリングに上がった。

試合開始のゴングが鳴ると、R-トゥルースはスラップで先制を試みたものの、ノックスはR-トゥルースを軽々と抱え上げるとコーナーへ押し込んで猛攻に出た。R-トゥルースはスピードと柔軟な動きで対抗、キックでノックスを仕留めたと思われたが、ノックスはR-トゥルースを捕まえると肩口に抱え上げたかと思うと、そのまま背中からキャンバスへ叩き込んだ。

R-トゥルースは膝で攻め立てられて押さえ込まれたのものキックアウト、キックの連打でノックスの姿勢を崩し、さらにコーナー最上段からドロップキックを放ってみせた。しかし、ノックスはカバーをキックアウト、激烈なブートでR-トゥルースを一蹴するとノックスアウトで沈め、圧勝でSmackDown公式戦デビューを飾ったのだった。

マクールvsキム!

2試合目はミシェル・マクールとゲイル・キムがシングル・マッチで激突した。組み合いで始まった試合では、マクールがキムをコーナーへ追い込み、クリーンブレイクを見せた後になんと腕立て伏せを開始、余裕を見せつけたがキムも拍手を送る余裕を見せ返した。

攻防が再開されると、マクールは打撃攻勢を展開、さらにキムの反撃を避けるべくリングへ下りると、なんと同伴したアリシア・フォックスを盾に応戦、キムはフォックスを軽くいなすとマクールをリングへ押し戻した。

マクールは、軽快な動きでボディシザーズからの反撃を試みたキムをロープへ叩き込んで動きを封じると、背後から首4の字固めを敢行、キムは体勢を切り返して逃れた。ダメージを受けたキムだが、マクールに対して果敢な打撃攻勢を展開、コーナー最上段から鮮やかな攻撃を見せてカバーを狙ったが、マクールは足をロープに伸ばして敗北をかわした。

さらに、マクールはヘッドシザーズを狙ったキムを捕獲、キムを逆さまにした状態から足で肩をフック、両腕の自由を奪ったままキャンバスへ叩き潰す一撃、フェイス(Faith)ブレーカーで勝利を収めた。

モリソン、事実上の復讐戦へ

3試合目にはジョン・モリソンが出場、チャーリー・ハースとのシングル・マッチに臨んだが、なんとWWE Superstarsではモリソンの試合を妨害したシェルトン・ベンジャミンがハースに同伴して現れた。試合が始まると、体格で上回るとみられるハースがパワフルな動きで先制、対するモリソンは素早い動きから繰り出すシャープな打撃で反撃を展開した。

ハースは、モリソンがコーナーから放ったドロップキックを浴びるなど翻弄されたものの、リングサイドで見守るベンジャミンに一喝されるとペースを取り戻したかのようにパワフルな攻勢を再開、モリソンの動きをねじ伏せた。

モリソンは、サーフボードに仕留められながらも自力で脱出、キックを主体とした猛反撃でハースからダウンを奪うと、コーナーからコークスクリュー・ムーンサルトを敢行、3カウントを奪って勝利をもぎ取ってみせた。ベンジャミンは、リング上から挑発してみせるモリソンに対し、鼻息を荒げながらYシャツのボタンを外し始めたものの、ついにリングへ上がることなくアリーナを去っていったのだった。

エッジ対パンク、再戦!

4試合目はエッジ対CMパンクのシングル戦だ。エッジは、冒頭のGM決定に立腹、GMのオフィスへ怒鳴り込んだが、ロングGMは先週でのウマガ乱入でエッジが命拾いしていたかもしれないと逆に指摘、パンクとの再戦を決定、この対決が実現したのだ。王座が懸けられるかは、パンク次第だという。

試合が始まると、両者は組み合いから左腕と背後の奪い合いを開始、エッジがヘッドロックから主導権を握ると思われたがパンクは巧みな動きで回避、スピードでエッジを翻弄しながらエッジをフロアへ駆逐するとトペ・スイシーダを敢行、素早くエッジをリングへ押し戻してコーナーからの攻撃を狙ったが、エッジの長い脚から繰り出されたブートで流れを断ち切られてしまう。

パンクは、フルネルソンで仕留められたところを強引にGTSへ持ち込もうとしたが、バランスを崩されて転倒、エッジに左肩を仕留められながらも反撃を展開、ついには相打ちでダブル・ノックダウンとなってしまう。

エッジは反撃を試みるものの、パンクの蹴りを主体とした攻勢に翻弄されて、思うように攻めることができない。パンクの積極的なカバーを数回返しながらスピアーで形勢逆転を狙ったが、かわされてふたたびフロアへと転落してしまった。エッジは1度はリングに戻ろうとしたものの、ウンザリだと言わんばかりに退場を開始、なんとカウントアウト負けとなってしまった。

パンクは納得いかないような表情を見せ、エッジに戻って勝負をしろと挑発している。ところが、そのパンクに背後からまたもウマガが強襲を敢行、先週と同じく放り捨てられてしまったが、今夜はだめ押しのサモアンスパイクまで浴びてしまった。

イブ対レイラ、抗争激化は必至!?

クライムタイムがリングに上がった。先週は"ブルックリン・ブレイクダウン・ダンス・オフ"でイヴとレイラを競わせた2人だが、今夜は"ハンドスラミン・ジャミージャム"で対決させるという。単純に言えばアームレスリング対決だ。

勝負が始まると、レイラがすぐに悲鳴を上げた。サポーターが巻かれた右肘を押さえ、かばっている。勝負が再開されると、レイラは猛然と攻めに出たがイヴが押さえ込んで勝利を決めた。しかし、勝負の後にレイラがまたもイヴを強襲、髪を掴んでのネックブリーカーでキャンバスに沈めてしまった。

ジグラー流の主張

SmackDown移籍以降、好調なドルフ・ジグラーが現れた。彼は、本当の勝者を体現すべくオープンチャレンジを行い、圧勝してファンの記憶にドルフ・ジグラーの名を焼きつけてやるという。対戦相手の入場テーマ曲が流れ始めた途端、ジグラーの表情が曇った。陽気な曲とともに表れたのはパンジャビのプレイボーイ、ザ・グレート・カリだ。

カリは、トップロープをひとまたぎすると長い長い両腕を突き上げ、同時に雄叫びを上げてアピール、場内をどよめきで揺るがした。ジグラーは、カリに対して何でもやるからと説得を開始するが、カリは聞く耳を持たない。レフェリーが開始のゴングを要請すると、ジグラーは素早く動いてカリをけん制した。が、巨大な手で喉を掴まれ、豪快な一撃を浴びてしまった。

カリがジグラーを追い詰めてナイフエッジチョップを繰り出すと、ジグラーは胸板から凄まじい衝撃音を発すると同時にキャンバス上でのた打ち回ってしまった。ジグラーは、カリのブートをかわしてトップロープに絡ませると猛反撃を開始、スティール・チェアを持ち込んでめった打ちにし始めた。

レフェリーは、この時点で終了のゴングを打ち鳴らし、ジグラーに反則判定を下した。しかし、ジグラーはチェアショットをやめるどころか、倒れてしまったカリにまたがり、背もたれの部分を突き落としている。

本当の勝者どころか、卑劣な手段で失格となってしまったジグラーだが、そのどう猛な性格は確かにバックステージのスーパースター達の記憶に焼きついたに違いない。

ジェリコ、王座戦参入なるか?

メインイベントの時が訪れた。しかし、最初に現れたのは世界ヘビー級王者エッジだ。彼は、ジム・ロス&トッド・グリシャムの実況チームに加わってジェリコ対ジェフ戦を見守るのだという。エッジはどちらも応援しないながらも、ジェリコのPPV参戦を嫌うと同時に、この試合の勝者条件を許したロングGMの采配が理解できないと実況チームに語っている。そしてジェフが大歓声に包まれて入場、続いてジェリコが怒号を浴びながらリングに上がった。

試合開始のゴングが鳴ると、ジェフは手拍子でファンのサポートを求め、同時に心を通わせようとしている。ジェリコは、そんなジェフの気持ちを否定するように力強い先制攻撃を仕掛けた。しかし、ジェフは徐々にジェリコの先を読むように優劣を逆転させ、ついにコーナー最上段へ上がった。

ところが、ジェリコはリングを下りてしまった。すると、なんとステージからレイが現れた。ジェフは、レイに途惑うジェリコの背後から一撃、ジェリコをリングへと押し戻して攻防を再開、ジェリコのミスを誘ってコーナーから転落させることに成功した。ジェフはフロアにジェリコを追ったが、ステップを踏み台にした攻撃をかわされ、自らフェンスに激突してしまった。

ジェフは、カウントアウトすれすれでリングイン、さらにジェリコに押さえ込まれるが3カウントを許さない。ジェリコは勢いを取り戻してジェフへの猛攻を開始、実況ブースで見守るエッジを挑発する余裕、そして笑みをこぼしながら闘っている。

ジェフは、ウィスパー・イン・ザ・ウィンドからの起死回生を測ったが、トップロープ上で足を滑らせてジェリコに捕まってしまう。が、肘の連打でジェリコを弾き落とすと、さっきのリスクをものともせずにウィスパー・イン・ザ・ウィンドを敢行、ジェリコからダウンを奪って押さえ込んだ。が、ジェリコはキックアウト、実況ブースで見守るエッジは思わず両手を頭に持っていって悔やんだ。

ジェフは、気合を入れなおしてジェリコにキックを叩きこもうとしたが、ウォールズ・オブ・ジェリコで捕まってしまう。ジェフがやっとのことでロープを掴むと、エッジはホッとした表情を見せた。ジェフは、立ち上がるとレフェリーを罵倒したジェリコの攻撃を回避して捕獲、頭からキャンバスへ叩き込むと、Tシャツを脱ぎ捨ててコーナー最上段へ上がり、渾身のスワントーンボムを敢行した。

しかし、ジェリコにかわされて背中からキャンバスへ墜落、ジェリコはここぞとばかりにライオンサルトを敢行する。しかし、ジェフは3カウント寸前でジェリコを弾き返してみせた。息詰まる展開に、さすがのエッジも言葉が出てこない。ジェリコは頭を抱えて悔しがると、逆上したかのようにジェフへの攻撃を再開、ツイスト・オブ・フェイトを封じ込めると再度ウォールズ・オブ・ジェリコを仕掛けた。

しかし、ジェフは体勢を切り替えてジェリコを丸め込んだ。が、ジェリコも反転、インサイドクレイドルの応酬となった。エッジは気が気ではないようだが、そんなエッジの眼前に、両者がトップロープを乗り越えてなだれ落ちてきた。両者がやっとのことで立ち上がったと思いきや、なんとジェリコはジェフをエッジめがけて投げ叩き込んでしまった。

ジェリコは、チェアもろとも倒れ込んだエッジを横目にジェフを掴み起こすとリングへ押し戻してカバーに入った。が、ジェフはキックアウトで敗北を拒絶してみせた。エッジは、エプロンに上がってジェリコを罵倒、そこへジェフが背後からジェリコを捕獲して丸め込んだ。

が、ジェリコもキックアウトでPPV戦出場への執念を見せつけた。エッジは、ウンザリしたようにベルトを掴み取ると、そのまま退場し始めた。が、その直後、ジェリコは足をコーナーに乗せてカバーし始めた。あわや決着かと思われたところで、レイがレフェリーにジェリコの足を抗議、レフェリーはジェリコにブレイクを命じた。

ジェリコは、リングサイドに立つレイを指差して罵倒し始めたが、これが裏目に出てしまった。ジェフはツイスト・オブ・フェイトでジェリコを仕留めると、スワントーンボムを敢行、見事3カウントを奪って勝利を収めてジェリコの参入を封じたのだった。

試合後、エッジがステージに現れたが、ジェフが退場しながら近づくと、無言のままバックステージへと去ってしまった。一方、リング上では、レイが立ち上がったばかりのジェリコめがけてコーナー最上段からシッティングセントーンを敢行、ショー冒頭での非礼への返答を突き返したのだった。

[試合結果]

GAME RESULT
1試合目
◎マイク・ノックス

vs.

×R-トゥルース
2試合目
◎ミシェル・マクール

vs.

×ゲイル・キム
3試合目
◎ジョン・モリソン

vs.

×チャーリー・ハース
4試合目
ノンタイトル・マッチ/カウントアウト判定
◎CMパンク

vs.

×エッジ
5試合目
クライムタイムズ・ハンドスラミン・ジャミージャム・チャレンジ
◎レイラ

vs.

×イヴ
6試合目
反則判定
◎ザ・グレート・カリ

vs.

×ドルフ・ジグラー
7試合目
◎ジェフ・ハーディ

vs.

×クリス・ジェリコ

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