SMACKDOWN

[#505] バックラッシュ目前、英国で熱闘が連続!

今週のSmackDownは英国ロンドンで行われ、ショーの開始と同時にエッジが現れた。ジーンズに"ライズアバヴ"Tシャツ、サングラスというラフな出で立ちでリングに立ったエッジは、何度叩きのめしても立ち上がってくるシナの執念、そして先週シナに指摘された言葉が正しいと認めた一方で、RAWで見せた暴挙によってシナの執念もついえたのだと語り、同夜エッジが叫んだ10カウントと新王者誕生のアナウンスがPPVでも再現されると断言した。

エッジは、いつになく真剣な表情でシナに対して、PPVでタイトルを奪還できなければ、もはや自分には何も残っていないとまで言い切り、シナが指摘したとおり"自暴自棄同然、わらをもすがる思い"だと本音を吐露、シナと最後の対決に挑んで3年越しの、WWE史上最大の抗争に終止符を打ち、新王者となって会場を去っていくと言い切ったのだった。

"凛"としたエッジの表情からはシナとの死闘を制して頂点に返り咲くという決意と覚悟が見てとれたが、エッジの言葉通りの結果となるかはバックラッシュPPVを見て確かめるしかない!

PPVを前に、遺恨のタッグ対決!

1試合目は確執を持つスーパースター達がチームを組んでタッグ戦に臨む、マット・ハーディ&ケイン対ジェフ・ハーディ&CMパンク戦だ。

試合開始のゴングが鳴ると、先鋒で出たジェフがマットを威かくするようにコーナーへ追い詰めたが、マットはケインと交代してしまった。ジェフは、ケインに先制したものの、一蹴されて自陣コーナーへ突き飛ばされたところでパンクと交代、レッスルマニア25でマネーインザバンク争奪を最後まで争った2人による攻防が始まった。パンクはジェフと連係しながらケインを攻めるが、ケインはジェフを一蹴するとマットと交代した。

劣勢かと思われたジェフだったが兄への怒りが爆発、マットに対して猛攻勢に出た。マットは振り子式キックをかわしてフロアへ下りたが、パンクによる"とおせんぼ"をするような手を広げてのけん制に気をとられたところでジェフのベースボールスライドを浴び、さらにトップロープを越えて飛来してきたジェフのプランチャ攻撃でダウンを強いられてしまった。

マットはケインと交代するが、ケインは敵陣コーナーで捕まってしまい、ジェフ&パンクの華麗なダブル攻撃にさらされてしまう。ケインはダブルクローズラインをダブル・ドロッピキックで反撃され、さらにダブルDDTでキャンバスに叩き込まれたが、コーナーのマットに手を出そうとして背を見せたジェフを一蹴、フロアへと蹴落とし、さらにフロアへ下りてジェフを抱え上げてコーナーポストに叩きつけてみせた。

リング上での攻防が再開されると、ケインはカバーを返された後にマットと交代した。マットは、弟が劣勢に立った時にばかり交代することもあり、場内から大きなブーイングを浴びるが、意に介すことなく弟への猛攻を展開している。ジェフはコーナーに追い詰められながらも反撃に転じるが、マットの勢いある打撃攻勢に押されてしまう。マットは、RAWでも見せた執拗なまでのレッグドロップを敢行、場内からブーイングが起こると、さらに数度ジェフに脚を叩き落としてみせた。ジェフはカバーを返して反撃を試みるが、ふたたびダウンを強いられ、交代したケインの攻撃にもさらされてしまった。

ジェフは、ケインとマットによるダブル攻撃、さらにマットの執拗な攻めに苦しめられながらも、一瞬の隙を突いてウィスパー・イン・ザ・ウィンドを敢行、マットを押さえ込むがケインにカットされてしまう。すると、パンクがリング内に乱入、ケインをフロアへ駆逐するとだめ押しのトペ・スイシーダでケインをフェンスに叩き込んでみせた。

リング上ではハーディ兄弟の攻防が始まった。ジェフは、攻撃を仕掛けてくるマットの足を捕らえると、バックキックでダウンを奪い、さらにだめ押しのキック攻勢を展開、ツイスト・オブ・フェイトを敢行するが、マットはジェフをロープへと突き放して回避、ジェフはエプロンに上がってきたケインと交錯、背後からマットの丸め込まれてしまった。

バックラッシュPPVでは、ハーディ兄弟が"アイ・クイット"マッチで、CMパンクとケインがシングル・マッチで激突することが決まっている。WWEファンにとっては見逃すことができない2試合ではないか!

大巨人、SmackDown最後の試合は魔人との勝負!

入場したビッグショーは、自身がRAWへ移籍することでSmackDown所属スーパースター達はやっと安心して眠れるだろうと豪語、今夜の相手アンダーテイカーを叩きのめすと宣言してSmackDownでの最後の試合への意気込みをアピールした。直後、鐘の音が鳴り、場内が青白い闇に包まれると、英国ファンはWWE史上最も恐れられるべきスーパースターの出現にどよめいた。

試合開始のゴングが鳴ると、両者はファイティングポーズをとって対峙、ビッグショーはテイカーの先制を抑えるようにコーナーへと押し込んだが、テイカーはビッグショーの巨大な一打をかわすと再度打撃勝負と言わんばかりにファイティングポーズをとった。

ビッグショーは、またも強引にテイカーをコーナーへ押し込むと、テイカーが放つ渾身の打撃をかわしながらボディ攻勢で対抗、テイカーの反撃に押されながらも強力なヘッドバットでダウンを奪った。ビッグショーは、ヘッドバットが有効だと悟ると連打で攻勢、テイカーをロープに追い詰めてビッグブートを放った。しかし、間一髪でテイカーにかわされてロープをまたぐように股間を痛打、直後、逆にテイカーのビッグブートを浴びてフロアへ蹴落とされてしまった。

テイカーはフロアへ深追いしてフェンスへ叩き込まれてしまうが、リング上での攻防が再開されるとビッグショーにダウンを強いて豪快なレッグドロップを放つなど、反撃を試みた。しかし、ビッグショーは背中へのヘッドバット、豪快なヘッドシザーズでテイカーの動きを止めると、並外れたパワーを備えた打撃をテイカーに浴びせていった。

テイカーは、一方的に攻められながらもビッグショーをあごからロープへ叩き落して反撃を開始、一般成人男性の脚ほどの長さがあろうかと思われる腕から繰り出すパンチで反撃を敢行、しかし、ビッグショーはテイカーの体格を上回る巨体から繰り出す一撃を炸裂、首に照準を定めた攻勢を続けた。

テイカーは、レッスルマニア25でHBKを相手に前人未到の17連勝を達成したように、驚異的な精神力でビッグショーに対抗、ついに首を掴んでチョークスラムを狙うが、ビッグショーは痛烈なエルボーで回避、逆にテイカーをチョークスラムで沈めてみせた。が、テイカーは3カウントを拒絶してみせた。

ビッグショーは丸太のような腕を振り下ろしてテイカーを攻め立てると、ついにはドラゴンスリーパーでテイカーの体力を奪い始めた。テイカーは厳しい状況に追い込まれながらも、体勢を切り返してDDTで反撃に成功したものの、3カウントを奪えない。両者は立ち上がると打撃の応酬を開始、テイカーのオーバーハンドパンチとビッグショーのボディブロー勝負が展開された。

ビッグショーは、次第にテイカーをコーナーへ追い詰めて対角線上コーナーに送るが、テイカーは突っ込んできたビッグショーをブートで迎撃、ロープの反動を利用した豪快なクローズラインを炸裂、ビッグショーからダウンを奪った。しかし、ビッグショーはここでもテイカーのピンフォール勝ちを許さない。テイカーは、ついにオールドスクールで大巨人を仕留めに出た。テイカーがロープからビッグショーの肩を叩き潰そうとした時だった。なんとビッグショーはロープから跳んだテイカーの顔面めがけてKOパンチを炸裂、撃墜されたテイカーは完全に方向感覚を失ってダウンしてしまった。

ビッグショーは、ロープづたいにやっとのことで立ち上がったテイカーに対し、背後から頚椎めがけて再度KOパンチを炸裂、テイカーの状態を見たレフェリーは試合終了のゴングを要請、なんとビッグショーがレフェリーストップ判定のTKO勝ちを収めてしまった。アンダーテイカーは、試合が終わったことに気づかず、再度ファイティングポーズをとってビッグショーと対峙しようとしている。ビッグショーは、笑みを見せながら勝負はついたとでも言いたげな態度を見せている。しかし、テイカーはビッグショーを一蹴、ビッグショーはフロアから落とされながらも笑みを浮かべて退場していったのだった。

RAW所属スーパースター達は、今夜のビッグショーの圧勝振りを見て警戒しておくべきだろう。

キム、ディーバズ王者奪取なるか?

3試合目では、バックラッシュPPVを目前にSmackDownディーバの頂点が争われた。復帰以来、連勝し続けてきたゲイル・キムがついにディーバズ王者マリースとタイトルを懸けた闘いに挑んだのだ。先週ではキムがマリースを下しているが、今夜タイトルを手にすることができるだろうか。

試合が始まると、キムがスピードと軽快な動きで先制、しかし、マリースはコーナー最上段からクロスボディを仕掛けられ、カバーを狙われたところで顔つきが一変、カバーを返すともの凄い勢いでキムへの反撃を始めた。打撃、さらにキムの髪を掴んで顔面から何度もキャンバスに叩き込むと、ファンにアピールしながら独特の姿勢から繰り出すキャメルクラッチでキムを苦しめた。

キムは屈辱的な攻勢にさらされながらもクローズラインの連打で反撃、コーナー上から攻めようとしたマリースをウラカンラナでキャンバスに投棄してみせた。キムはカバーを返されると、さらにコーナー最上段からの攻撃を狙おうとしたが、なんとマリースはリングを下りて退場し始めたではないか。

キムは、マリースを捕まえてリングへ押し戻すと、自らもリングに戻ろうとした。ところが、マリースは狙っていたようにキムの顔を捕らえると、ロープめがけて叩き落すと、弱ったキムを髪から引きずり込んで、マリース流DDTリッチ・キスを敢行、キムから3カウントを奪ってタイトル防衛に成功した。

MVP、RAWへ移籍したチャボと対戦!

4試合目ではユナイテッドステイツ王者MVPが出場、RAWへの移籍が決まったチャボ・ゲレロとのノンタイトル・マッチに臨んだ。チャボはRAWでオープンチャレンジを試みた挙句、バティスタに"瞬殺"されてビッキー・ゲレロGMに大謝りしていたが、今夜の相手はUS王者。両者の闘いぶりに注目だ。

組み合いで始まった試合は、MVPがパワフルな先制を見せるも、チャボは巧みな動きで反撃に成功、MVPをキャンバスにひれ伏させながら動きを封じに出た。左腕を奪われて痛めつけられたMVPだが、持ち前のパワーで直立姿勢まで立ち直ると、豪快なスラムでチャボを投棄、さらに痛烈な打撃で反撃に転じた。

チャボは、殴り合いではかなわないと悟ったのか、見事なスタンディング・ドロップキックでMVPを倒すと、さらにベースボールスライドでフロアへと蹴り出すと、フロアまで追撃に出た。しかし、この深追いが裏目に出てしまった。チャボは一撃を浴びせたMVPをリングに戻し、自らもリングへ戻ろうとしたが、前の試合のキム同様に先にリングに戻ったMVPによる、ロープを使った迎撃にさらされ、さらにボーリング・エルボーの餌食となってしまった。

MVPはカバーを返されたものの、チャボのスピーディな攻撃を逆手にとるように反撃、最後はプレイメーカーでチャボを仕留めて3カウントを奪取、王者の意地を見せたのだった。ところが試合後、ドルフ・ジグラーがステージに現れて勝利の祝福を邪魔されてしまう。ジグラーは新人離れしたふてぶてしさで、次週マディソン・スクウェア・ガーデン大会で行われるUS王座戦でMVPからタイトルを奪うと断言してみせたのだった。

野獣&御曹司vsレガシィ!

メインイベントの時が訪れた。重厚なギターサウンドのイントロとともにバティスタの入場が始まると、今夜最高と思われる大歓声が場内に沸きあがった。続いてシェイン・マクマホンが入場、リングに上がるとバティスタとしっかり握手、そして抱擁を交わして共闘を誓った。続いてレガシィの2人が入場を果たしたが、2人は英国でもブーイングで迎えられた。

試合開始のゴングが鳴ると、先鋒で出たテッド・デビアスがシェインを組み合いからコーナーへ押し込み、長身を生かしたオーバーハンドパンチの連打を叩き込んで先制を仕掛けた。シェインは、レフェリーに注意されて隙を見せたデビアスにジャブで反撃、ロープの反動を利用したエルボーでダウンを奪い、さらにアームドラッグでデビアスを翻弄すると素早くバティスタに交代した。

コーディ・ローズは、バティスタに担がれて自陣コーナー近くへ来たデビアスに触れて自ら交代、しかし、バティスタは交代に気づいていたのか豪快なクローズラインでローズを一蹴、さらにデビアス、ふたたびローズをそれぞれ投げ放ってみせた。バティスタは、カバーを返されるとシェインと交代、2人ローズ、そして乱入してきたデビアスをそれぞれがクローズラインで駆逐、リングを一掃してみせた。

バティスタとシェインは、頻繁に連係しながらローズを孤立させては攻め立てた。ローズがあわや3カウントで敗北かと思われたところでデビアスが乱入、ローズはデビアスに注意が向いて背を見せたシェインめがけてスタンディング・ドロップキックを敢行、デビアスとの交代にも成功して形勢逆転に成功した。

今度はレガシィが、自陣コーナーでシェインを孤立させながら、巧みな連係攻撃に出た。デビアスとローズは、キャンバスに伏すシェインを踏みつけるような猛攻を仕掛けながら、バティスタとの交代を阻んで有利に試合を展開した。シェインは、場内の拍手を背に、パンチで反撃を試みるが、ローズによって背中からキャンバスに叩きつけられ、さらにコーナーから飛び降りてきたデビアスに踏みつけられてしまった。

シェインは、数分間レガシィに捕まっていたが、ローズが自意識過剰気味な攻撃を見せたところで生じた隙を逃さなかった。鋭いDDTでローズをキャンバスに叩き込んでみせたのだ。しかし、相棒への交代はローズの方が一瞬早かった。デビアスは、リングに飛び込むと手を伸ばすシェインを飛び越えてバティスタを一蹴してしまう。

すると、シェインはバティスタを見下ろすデビアスを背後から丸め込んでみせた。しかし、デビアスが強靭な脚力でシェインを跳ね飛ばしてキックアウト、シェインはエプロンへ戻ってきたバティスタと交錯してフロアに叩き落としてしまった。シェインはかろうじてデビアスを殴り倒したが、なんとバティスタがリングに入ってきてシェインと対峙してしまう。

バティスタは、突然シェインを押しのけた。が、バティスタはシェインに攻撃を仕掛けたのではなかった。直後にコーナー最上段から飛来してきたローズへの迎撃に出たのだ。バティスタは、飛来してきたローズを受け止めると、スパインバスターでローズをダイレクトにキャンバスへ叩きつけてみせた。バティスタは、レフェリーが背を向けている間にすぐさまフロアへ下りると、シェインにすべてを託した。シェインはエプロンに上がったデビアスを駆逐するとローズを押さえ込んで3カウントを奪取、バティスタの援護をしっかり活かしてみせたのだった。

度重なる誤打や失策の連続で、どことなくギクシャクしていると思われたシェインとバティスタだが、今夜は見事にレガシィを倒してくれた。バックラッシュPPVでは、このチームワークでトリプルHを支えてくれるだろう。一方のレガシィだが、RAWではオートンに勝利をもたらすサポートを見せている。PPVでどんな攻防が繰り広げられるのか注目だ!

[試合結果]

GAME RESULT
1試合目
◎マット・ハーディ&ケイン

vs.

×CMパンク&ジェフ・ハーディ
2試合目
◎ビッグショー

vs.

×アンダーテイカー
3試合目
ディーバズ王座選手権
◎マリース

vs.

×ゲイル・キム
4試合目
ノンタイトル・マッチ
◎MVP(モンテル・ヴォンタビアス・ポーター)

vs.

×チャボ・ゲレロ
5試合目
◎バティスタ&シェイン・マクマホン

vs.

×ザ・レガシー

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