[#504] ドラフト明け、迫るPPVに向けて抗争激化!

今週のSmackDownはテネシー州ノックスビルで行なわれ、ショーの開始と同時にジェフ・ハーディが登場、RAW所属となったビッグショーとのシングル・マッチに臨んだ。試合開始のゴングが鳴ると、ビッグショーは手を広げながらジェフの行く手を阻み、コーナーへ追い詰めようとしている。ジェフは素早くかわして一撃を叩き込むが、ビッグショーにはまったく効いていない。ジェフはビッグショーの脚に絡みつくが、凄まじい打撃を浴びては空気の抜けたボールのように、キャンバス上で鈍く弾け、転がっている。
ジェフは素早い動きから反撃を試みるが、一撃で封じ込められてしまう。フロアへ転がり落ち、ビッグショーに片手で頭を掴まれ、引き上げられそうになりながら、ロープを使って反撃したものの、リングに戻ると凄まじい一撃を浴びてしまい、まるで歯が立たない。ビッグショーは、ロープにもたれかかるジェフに不気味な笑みを浮かべて突進して行った。ところが、ジェフは寸前で回避、ビッグショーはロープをまたぐように突っ込んでしまいトップロープで股間を強打してしまった。ジェフはロープの反動を利用しながら捨て身の攻撃を開始、しかし、3度目のタックルでフロアへとはたき落とされてしまった。ビッグショーはフロアへ下りてジェフを追撃、力任せに痛めつけた。
リング上での攻防が再開されると、ビッグショーは僧帽筋を掴み込むナーブホールドでジェフの動きを止めに入った。ジェフは渾身の力で直立姿勢に立て直すとジョージャッカーでビッグショーに反撃、ホールドから脱出した。ジェフは、アゴをやられて苦しむビッグショーに対し、無謀にもツイスト・オブ・フェイトを狙うが、強引に引き倒されてしまった。ビッグショーは、ダウン状態のジェフめがけ、セカンドロープから反動を利用したスプラッシュを狙ったが、ジェフは回避に成功、DDTでビッグショーを沈めてみせた。ところが、突然マットが現れてジェフの攻勢を妨害、ところがジェフはビッグショーを踏み台にオーバー・ザ・トップロープのウィスパー・イン・ザ・ウィンドを敢行、兄を駆逐してみせた。
ジェフはリングへ戻ると、立ち上がったばかりで背を向けていたビッグショーへの攻撃を再開、素早くコーナーへ駆け上がり、ウィスパー・イン・ザ・ウィンドを敢行したが、ビッグショーは背中でジェフをいなすと、着地したジェフめがけてKOパンチを炸裂、3カウントを強奪したのだった。ビッグショーがリングを下りると、長袖シャツにジーンズという出で立ちのマットが入れ替わるようにリングイン、KO状態のマットをまたぎ、中腰になって平手打ちを連発、さらにはレッグドロップを7発も叩き落すと右足でジェフを踏みつけながらアピール、場内のファンから大ブーイングを浴びたのだった。
マットは、後にロングGMからPPVでジェフと"アイ・クイット"マッチで対戦することが決まったと告げられたが、「あいつにその二言を言わせれば、ファンもあきらめがつくだろう」と、反省するどころか望むところだと言わんばかりの態度を見せる始末、さすがのロングGMも呆れるしかなかった。
カリ、次週に備えて予行演習!?

ザ・グレート・カリが通訳のランジーン・シンとリングに上がった。次週のSmackDownでは、Missレッスルマニアのサンティーナと待望のキスが実現するが、その前に会場をなったテネシー大学構内に集った女性ファンの中から選ばれた1人、エリザベスとのキスを堪能しながらも、次週の相手サンティーナとの熱い口づけを待ちきれない様子だった。
キム、今夜は現ディーバズ王者と対決

2試合目は現ディーバズ王者マリースが出場、先週に初代ディーバズ王者ミシェル・マクールを下したゲイル・キムとのシングル・マッチに臨んだ。
試合開始のゴングが鳴ると、マリースはいきなりロープづたいにポーズをとるなどしてキムを挑発、苛立って飛びかかってきたキムをフロアに放り出すという、頭脳的な先制攻撃を成功させると、打撃攻勢、さらには豪快な技でキムを圧倒、得意のキャメルクラッチでキムを仕留める余裕ぶりだ。
キムは、ロープ際でポーズをきめてファンにアピールするマリースに反撃を開始、小柄な体の利点を最大限に駆使するかのごとく軽快な動きでマリースを畳みかけに出た。マリースは髪を振り乱してふりかぶる、得意のDDTを狙いに出たが、キムは意表を突く一撃でマリースからダウンと3カウントを奪って勝ってしまった。
歴代ディーバズ王者2人を倒したキムの、今後の活躍に期待だ!
モリソン、古巣へ戻って初参戦

3試合目は、R-トゥルースがSmackDownに移籍してきたジョン・モリソンとのシングル・マッチに挑んだ。
組み合いで始まった試合は、R-トゥルースがサイドヘッドロックでがっちりとモリソンを捕らえて先制、モリソンは打撃で対抗するも、R-トゥルースの変幻自在な動きに翻弄されて苦戦を強いられるが、ロープへ逃れてレフェリーにR-トゥルースを引き離させ、油断させたところでスプリングボード式ラウンドキックを放って反撃に出た。
R-トゥルースは、モリソンが全体重を乗せて叩き込んでくる打撃、リア・チン・ロックに苦しめられるが、スープレックスを仕掛けられたところを着地しながらのジョージャッカーで反撃、モリソンを引き離すことに成功すると、クローズラインの連打、バックボディドロップ、シザーズキック的な動きながらも顔面を捉える正面からの蹴りでモリソンを畳みかけた。
モリソンは、カバーを返すとR-トゥルースが再度狙ってきたシザーズキックを回避、コーナーに追い詰められ、頭上からパンチを叩きこまれながらもR-トゥルースを抱えると、キャンバスに後頭部から投げ捨てると、ムーンライトドライブからの3カウントで勝利を収めた。モリソンにとっては移籍後の初参戦で勝利を得るという、幸先のよい出だしとなったが、R-トゥルースにとってはスピードとキレのある動きを身上とした強力なライバル出現という現実を思い知らされる結果となった。
トリプルHとオートン、SmackDownで対峙!?

WWE王者トリプルHが、肩にベルトをかけて現れた。ザ・ゲームは、リング上に置かれた2脚のスツールを据え直すと、険しい形相でステージを見据え、檻の中の野獣よろしく動き回りながらオートンの登場を待った。果たしてオートンの入場テーマ曲が流れ始めたが、オートンは現れない。テーマ曲がかけ直されるとオートンが現れた。が、彼はHDタイタントロンの中だ。トリプルHは呆れて苦笑いをこぼしている。
オートンは、バックラッシュPPVでWWE王座を奪えるかもしれないという状況で、"知的な暗殺者"トリプルHの前に現れるはずがないと語ると、現在のトリプルHは逆に不利だと言う。チームワークよりも己のエゴを先走らせる、ひいてはミスを誘いかねないシェインとオートンと組んでレガシィと戦わねばならないリスクを指摘、さらに次週RAWでの直接対決も考え直すように警告した。
しかし、トリプルHは苦笑するばかりだ。オートンは、それならばとステファニー襲撃を挑発的に回想してみせるが、トリプルHは笑みを止めない。オートンは、トリプルHの子供達にまで言及しても、ほくそえんでいるトリプルHに業を煮やし、「なぜ笑っていられる!?」と問い詰めた。トリプルHは、月曜の対決がノー・ルール形式で行なわれるノンタイトル・マッチという、オートンが知らなかった事実を明らかにした上で「すべては俺の行動がきっかけだ。最後のカタも俺がつけてやる」と断言したのだった。オートンは顔を紅潮させるも、無言のままトリプルHをにたみつけるしかできなかった。
ベンジャミン、魔人と対決!

4試合目ではシェルトン・ベンジャミンが出場、US王者を落としたものの、自信に満ち溢れた態度は失っていない。が、対戦相手を知った瞬間、彼の顔から余裕が消えうせた。新番組Superstarsでの出場に続いて、アンダーテイカーが出現したのだ。試合が始まると、アンダーテイカーはいきなりブートを仕掛けたが、ベンジャミンは素早くかわしてコーナーへと逃れた。
アンダーテイカーは、やや逃げ腰気味のベンジャミンを無理矢理組み合いに仕留めると、猛烈な打撃攻勢を展開、豪快なスラムからカバーを敢行、返されたのものの即座にベンジャミンの左腕を仕留めて動きを封じ、豪快なオールドスクールでベンジャミンを一蹴した。しかし、ベンジャミンも一方的にやられるわけにはいかない。彼はスープレックスを仕掛けられながらも着地、痛烈なネックブリーカーで反撃に成功、序盤からの猛攻のお返しだと言わんばかりの猛反撃に転じた。
ベンジャミンはカバーを狙いながらも、猛打でテイカーをコーナーへ追い詰め、やがてキャンバスにひれ伏させるほどの勢いを見せた。が、テイカーは背中をキャンバスに張りつけられながらも右手でベンジャミンの首を捕獲、直立姿勢へと持ち直すと長い両腕から強烈なパンチを繰り出し、ベンジャミンと打撃の応酬に突入した。
ベンジャミンは、次第に押されながらもコーナーへ送られた直後、飛び込んできたテイカーをキックで一蹴、コーナー最上段から飛び込む攻撃を仕掛けた、が、テイカーはふたたびベンジャミンの首を捕獲してチョークスラムを敢行した。ところが、ベンジャミンは抵抗しながらカウンターDDTを炸裂、テイカーをキャンバスに沈めた。しかし、テイカーから3カウントを奪えない、それどころか、テイカーはムクリと蘇生すると、鬼のような形相でベンジャミンをにらみつけた。
ベンジャミンは決死の抵抗を見せるがごとく猛打でテイカーをコーナーへ追い詰めたが、テイカーは逆にベンジャミンをコーナーへ送ってはクローズラインを叩き込んでいる。ついに、テイカーがベンジャミンを捕らえ、トゥームストーンの体勢に入った。が、ベンジャミンは素早く体勢を切り替えて着地、そのままテイカーをスープレックスで背後に投棄して押さえ込んだ。テイカーはキックアウトしたものの、立ち上がれずにベンジャミンの猛攻にさらされている。ベンジャミンは、こともあろうにテイカーの"首かき"をやってのけて余裕と勝機を悟ったことをアピール、テイカーを担ぎ上げた。
ところが、今度はテイカーが担ぎ上げられたところから体勢を切り替えて着地、ベンジャミンを捕獲するやいなや、脳天からキャンバスへ叩き込むトゥームストーン・パイルドライバーを大炸裂、ベンジャミンは両手を胸に置かれた状態で3カウントを奪われて敗れてしまった。
RAWへ移籍のMVP、シングル・マッチに参戦!

RAWへ移籍したMPVは、ロングGMの歓迎を受けながら早々と試合出場のオファーを受けた。相手は、オフィスでも遭遇した若手のドルフ・ジグラーだ。試合開始のゴングが鳴った直後、ジグラーは握手を求めたものの、MVPが応じなかったために差し出した右手で顔を掴み押したが、MVPは返事がわりに強烈な右パンチを叩き込んだ。
ジグラーは、ロープに送られながらフロアへ下りて距離を置くが、リングへ戻って反撃を試みるも、MVPのパワフルな攻勢に捕まってしまう。懐に膝を何度も叩きこまれ、キャンバスに投げ叩きつけられたジグラーは、たまらずロープへ逃避しながらも、追撃してきたMVPがレフェリーの注意で集中力を欠いた瞬間にMVPの左腕を奪い、ロープに叩きつけ、さらにコーナーに叩き込むと、スクールボーイでMVPを丸め込んだ。
MVPはキックアウトしたものの、キャンバスにひれ伏されることを強いられたまま、ジグラーのがむしゃらな左腕攻めにさらされている。MVPは、顔を紅潮させ、叫びながら攻め立てるジグラーの猛攻にさらされながらも、ジグラーを抱え投げることに成功、左腕が使えない状態ながらも右腕、そして両足を用いた強力な攻撃で若手を圧倒していく。
MVPは"ボーリン"エルボーを炸裂、カバーを返されるとジグラーをコーナーへ追い詰め、強力なキックを叩き込みにいった。が、ジグラーはカウンターのキックをMVPの膝へ叩き込み、姿勢を崩したMVPをコーナーへ叩き込むと、再度スクールボーイを敢行、なんと3カウントを奪って勝ってしまった。ジグラーはマイクを手にすると、オフィスで無視された反撃だと言わんばかりに自身をアピール、勝ち誇って去っていった。
野獣、爆発

今夜のメインイベントは、復帰を果たした"ジ・アニマル"ことバティスタと、レガシィのテッド・デビアスによるシングル・マッチだ。新番組Superstarsではシェイン・マクマホン対コーディ・ローズ戦が行なわれ、反則判定の末にシェインがローズをチェアでめった打ちにした末にコースト・トゥ・コーストまで炸裂させてローズを叩きのめしたが、バティスタは昨年12月以来のシングル・マッチ出場となるが、デビアスとどんな闘いを見せてくれるだろうか。
組み合いで始まった試合は、バティスタが筋力にものを言わせるかのようにデビアスを突き飛ばして先制、デビアスはフェイント気味のキックから打撃でバティスタをコーナーへ追い詰める反撃に出た。レフェリーに止められた後、再度攻撃を再開しようとするが、バティスタはデビアスを捕獲、抱え上げるとコーナーへ押し込んで猛タックルを仕掛けた。
バティスタは、カバーを返されながらも凄まじいまでのパワーをまき散らすような攻撃を展開、デビアスに直立姿勢を許さない。早くもバティスタ・ボムの姿勢に入ったが、デビアスは左大腿部裏を殴りつけて脱出すると、続けざまに左膝めがけて低空ドロップキックを炸裂、徹底した左脚攻めを展開する。
ところが、バティスタはデビアスに引き起こされたところでいきなり逆上したかのように反撃を開始、しかし、デビアスは反撃を巧みにかわしてバティスタをフロアへと駆逐した。デビアスはカウントを待たずにフロアへ下りると、バティスタの背後からチョップブロックで再度左脚を攻撃、さらにコーナーポストを使って攻め立てた。
デビアスはリングへ戻るとバティスタをコーナーへ追い詰めて攻撃を再開、強力な打撃攻勢、さらにはコーナー中段から飛び降りてバティスタの腹部、さらには左脚に着地するという荒技も披露した。デビアスはバティスタの抵抗を封じ込めながらも、3カウントを奪うまでには至れない。そして、バティスタの左脚を仕留めながら、彼を仰向けにさせてしまったのが間違いだった。バティスタは強靭な脚力でデビアスを蹴散らすと、豪快なスパインバスターでデビアスをキャンバスに沈めた。
バティスタは、デビアスの反撃を力で牛耳ると、ど迫力のスピアーでデビアスをダウン、ロープを震わせると"ダブルサムズダウン"の仕草を見せてフィニッシュをアピールした。バティスタは、左脚に走っているはずの激痛をこらえながら、渾身のバティスタ・ボムでデビアスを轟沈、ピンフォール勝ちをもぎとってバックラッシュPPVタイトル戦へ向けた勢いを高めたのだった。
[試合結果]
| GAME | RESULT |
|---|---|
| 1試合目 |
◎ビッグショー vs. ×ジェフ・ハーディ |
| 2試合目 |
◎ゲイル・キム vs. ×マリース |
| 3試合目 |
◎ジョン・モリソン vs. ×R-トゥルース |
| 4試合目 |
◎アンダーテイカー vs. ×シェルトン・ベンジャミン |
| 5試合目 ノンタイトル・マッチ |
◎ドルフ・ジグラー vs. ×MVP(モンテル・ヴォンタビアス・ポーター) |
| 6試合目 |
◎バティスタ vs. ×テッド・デビアス |


