RAW

[#835] L.A.で大乱戦!

今週もRAWは、本来コロラド州デンバーのペプシセンターで行われるはずだった。ショー開催3日前に会場の変更が発表された理由は、同会場を本拠地に置くNBAナゲッツのプレイオフ・ゲームがダブルブッキングされてしまったためだ。

そのため、今夜の開催地はロサンゼルスに位置するステープルズセンターとなったが、皮肉にもこの会場は同夜ナゲッツが対戦した相手チーム、レイカーズの本拠地だ。そして、リリアン・ガルシアが今夜最初に紹介した人物は、ナゲッツオーナーのE・スタン・クランキだった。

LAのWWEファンは、バスケットボールを手にして現れたクランキに猛烈なブーイングを浴びせている。最前列にはNBAコミッショナーが見守っている。クランキは、自身のビジネス遂行が最優先事項であり、WWEファンはもとよりWWEがどうなろうと関係ないと言明、WWE番組上で自身が侮辱されたと批判を展開したが、ナゲッツの勝利を確約しようとしたところでMr.マクマホンが現れた。

Mr.マクマホンは、クランキの名を略した"E"を様々な単語に文字って嘲笑、WWEファンに敬意を払おうとしないクランキを押し倒してしまった。そしてMr.マクマホンが去ろうとしたところでザ・ミズが現れた。

ミズは、レイカーズを散々持ち上げておきながら、Tシャツを破って自身の出身地クリーブランドのチーム、キャバリアーズのウェアを見せびらかすと、今夜もシナを侮辱し始めた。すると、なんと今夜はシナ本人が現れた。ところが、シナがリングに上がろうとしたところでレガシィの2人が出現、シナに襲いかかった。

シナはリングに押し込まれると、ミズを含む3人の強襲にさらされてしまった。が、なんとバティスタが登場、リングに駆け込むと次々にスパインバスターを炸裂、3人を駆逐した。が、今度はビッグショーが出現、バティスタとシナを一蹴してしまった。すると、レイカーズカラーのタイツを身にまとったジェリー"ザ・キング"ローラーがリングにかけつけてビッグショーに攻撃を始めた。

ビッグショーはキングの猛攻にたじろいだものの、反撃してキングをフロアへと駆逐したが、バティスタとシナのダブルクローズラインを浴びて、自身もフロアへと転落してしまった。メイン戦の10人タッグ・マッチに出場するスーパースター達が、ショーのオープニングでいきなり衝突した今夜のRAW、波乱は必至だ。

ディーバズ王座戦!

今夜の1試合目は、先週ディーバズ王座挑戦権を獲得したケリー・ケリーが王者マリースに挑む、チャンピオンシップ・マッチだ。試合開始のゴングが鳴ると、マリースは自身の決めポーズを模倣して挑発したケリーにマウント攻撃を開始、ケリーの髪を掴み上げては暴言を吐くという、ケリーにとって屈辱的な先制を仕掛けた。

ケリーは、得意とするアクロバティックな反撃を仕掛けたが、リングを下りたマリースを追うと反撃に遭い、実況ブーステーブル上で猛攻にさらされてしまう。カウントを数え始めていたレフェリーだったが、マリースの暴挙を見かねてゴングを要請、反則判定を下してケリーを勝者と認めた。

憮然とした表情のマリースは、リングへ戻ると納得できないケリーの猛攻撃にさらされ、逃げるようにリングを下りて去ってしまった。

トリプルスレット・マッチ!

2試合目はWWE Suparstersで対戦したウィリアム・リーガル、コフィ・キングストンにマット・ハーディが加わったトリプルスレット・マッチが行われた。試合が始まると、右手を骨折しているマットは一撃を浴びてすぐにフロアへと退避、序盤はリーガルとキングストンによる攻防が繰り広げられた。

キングストンは、直線的に攻めるリーガルに対して全身のバネを利かせるかのように応戦、途中でマットがリングに戻って両雄を押さえ込もうとするなど、トリプルスレット・マッチならではの攻防へと発展していく。すると、US王者MVPがアリーナに登場、実況チームに合流した。

中盤からは、激しい攻防を見せるリーガルとコフィの隙をうかがうように、マットが時折攻め込むという形で展開、文字通り三つ巴のピンフォール争奪戦となった末、コフィがトラブル・イン・パラダイスでマットを仕留めて勝利を収めた。

リック・フレアーとオートンの確執

リック・フレアーが現れた。彼は普段着でリングに上がりながらも、オートンに対して先週の不意打ちを痛烈に批判、今すぐリングに出てこいと挑発した。オートンは、フレアーに応えるように現れながらも、フレアーとの確執は終わったと主張する。しかし、フレアーの痛烈な平手打ちを浴びると、マウントポジションからの猛攻で反撃に出た。

すると、バティスタが登場、逃れたオートンを追いかけようとするフレアーを制した。オートンは、バティスタに対して次回PPVで行われるケージ・マッチでは、バティスタがオートンに潰されてフレアーのような"終わったスーパースター"になると豪語した。すると、なんとMr.ケネディが現れた!オートンは身じろぎひとつせずに、割って入ってきたケネディをにらみつけている。

ケネディは今夜での復帰を宣言、フレアーとの確執を"終わった"と語るオートンに"今夜はすべての始まりだ"と皮肉り、メインイベント参戦を明らかにしたのだった。ケネディは、無言で去るオートンを背に、WWEファンの大歓声を浴びたのだった。

男女混合タッグ・マッチ!

3試合目は、サンティーノ・マレラがミッキー・ジェームズと組み、チャボ・ゲレロ&ベス・フェニックス組との男女混合タッグ・マッチに臨んだ。試合が始まると、マレラはすぐさまチャボの猛攻にさらされてしまうが、コーナーに追い詰められた時にチャボの一撃をかわすと、交代してきたフェニックスから逃れるようながらジェームズと交代、フロアへと下りてしまった。

ジェームズは、フェニックスに対して軽快な攻めを見せるが、フェニックスを押さえ込んだところでチャボにカウントをカットされてしまう。チャボは、エプロンに上がったマレラめがけて突っ込んでいったが、マレラはロープを引っ張ってチャボを落としてしまう。

マレラが視界に入ったフェニックスは、エプロンのマレラを攻めようとするが、逃げられてしまう。さらに、背後からジェームズに飛びつかれ、3カウントを奪われて敗れてしまった。

すっかり仲違いしてしまったマレラとフェニックスだが、ゲレロまで巻き込んだ抗争は激化する一方のようだ。

試合終了後、ビッキー・ゲレロが現れた。彼女は、エクストリーム・ルールズPPVでサンティーナとのMissレッスルマニア・リマッチ
を行なうことを発表、チャボをセコンドにつけて参戦すると意気込んだ。すると、マレラはサンティーナのセコンドにつくと語り、さ
らに当日の試合を"ホッグ・ペン・マッチ(ブタ小屋マッチ)"で行うと宣言したのだった。

異色タッグ・マッチ!

4試合目は、先週驚きの合流を果たしたホーンスワグルとゴールダストがタッグ・チームを組んで出場、先週ゴールダストと組んで失敗したジ・ブライアン・ケンドリックはフェスタスを相棒にして参戦した。この試合ではWWE統一タッグ王者組のカリート&プリモが実況に合流して試合を見守った。

試合開始のゴングが鳴ると、フェスタスが雄たけびを上げて相手に襲いかかろうとした。が、ホーンスワグルを見て困惑している。そのホーンスワグルは素早く動いてケンドリックを一蹴、ケンドリックは自ら交代してリングに入るとゴールダストを挑発しながらホーンスワグルをいたぶるように攻め始めた。

しかし、ホーンスワグルはカウンターのDDTでケンドリックに反撃、素早くゴールダストと交代した。ゴールダストは全盛期を思わせるシャープな動きで猛攻を仕掛けた。たまりかねたケンドリックはフェスタスに交代を要求するが、フェスタスは首を大きく横に振って交代を拒絶している。ケンドリックが思わず平手打ちを浴びせるとフェスタスは激高、ゴールダストはレフェリーが止めにはいる混乱に乗じてケンドリックをスクープスラムでダウン、続いてホーンスワグルがレフェリーの背後でタッドポールスプラッシュを炸裂、ゴールダストはファイナルカットでケンドリックを仕留めてホーンスワグルに勝利をもたらした。

試合後、ケンドリックはゴングが鳴って沈黙してしまったフェスタスを見ると、スティールチェアを持ち込んだ。ケンドリックが余裕の笑顔を見せながら、今にも一撃を浴びせようとした時だった。プリモがゴングを叩いてフェスタスを目覚めさせてしまった。フェスタスは再度激高、ケンドリックは一目散に逃げ出すしかなかった。

レイカーズ対ナゲッツ!?

メインイベントの時が訪れた。5対5の10人タッグ・マッチだが、ザ・ミズ、レガシィ、ビッグショー、オートンのチームはデンバー・ナゲッツのタンクトップを着て出場、MVP、ジェリー"ザ・キング"ローラー、Mr.ケネディ、シナ、バティスタの5人はロサンゼルス・レイカーズのタンクトップを着用して出場、WWE版プレーオフが繰り広げられた。

試合が始まるとキングがコーディに先制、すばやく交代したバティスタが猛攻に出た。コーディは、交代した入ってきたMVPへの反撃に成功すると相棒のデビアスに交代、ダブル攻撃を絡めて形勢逆転に出た。MVPが反撃に出たところで自ら交代したオートンがリングイン、背負い式ネックブリーカーで畳みかけた。オートンがレフェリーをけん制する背後では、ビッグショーがフロアへ落ちてきたMVPを一蹴してリングに押し戻した。MVPはオートンに動きを封じ込まれ、さらにミズにも攻め込まれたものの、Mr.ケネディとの交代にこぎつけた。

この試合が事実上の復帰戦となったMr.ケネディだが、シャープな動きでミズを翻弄、圧倒する。しかし、オートンがまたもレフェリーをけん制、その隙にレガシィがケネディをフロアへ引きずり下ろして痛めつけてしまう。交代して入ったオートンは、粘着質的な猛攻でケネディの動きを封じ込めるとビッグショーと交代した。

ビッグショーは、とてつもなく重い一撃と豪快なスラムでケネディに猛攻を仕掛けるとコーディに交代、コーディはデビアスと連係しながらケネディを痛めつけるとミズと交代、ケネディを"ナゲッツ側コーナー"に孤立させて連係攻撃で畳みかけた。"レッツ・ゴー・レイカーズ"のチャントが起こる中、ケネディはオートンの猛攻をスープレックスで寸断、ついにシナと交代した。

シナは、交代して入ったコーディに対して爆発的な反撃を展開、ダウンを奪うとMVPと交代した。MVPは、シナがファイブナックルシャッフルを放った直後にボーリン・エルボーを炸裂、ロサンゼルスのファンを大いに沸かせた。ミズが乱入してきたがキングが駆逐、MVPはプレイメーカーでコーディを沈めて3カウントを奪取、レイカーズに勝利をもたらした。

直後、デビアスがMVPを強襲、するとケネディがデビアスを迎撃、しかしオートンがケネディをRKOで沈めてしまう。直後、バティスタがオートンを捕らえてバティスタ・ボムの体勢に入ったが、ビッグショーに首を掴まれ、さらにビッグショーは援護に入ってきたシナも捕らえてしまう。が、なんとバティスタとシナはビッグショーを抱え上げてのダブルスープレックスを敢行、ステープルズ・センターに轟音を響かせながらビッグショーを沈めてみせた。

急遽決まったLA大会に詰め掛けたロサンゼルスのファンは、レイカーズのユニフォームを着たWWEスーパースター達と一緒に勝利を分かち合ったのだった。

[試合結果]

GAME RESULT
1試合目
反則判定
◎ケリー・ケリー

vs.

×マリース
2試合目
トリプルスレット・マッチ
◎コフィ・キングストンVSウィリアム・リーガル VS×マット・ハーディ
3試合目
◎ミッキー・ジェームズ&サンティーノ・マレラ

vs.

×チャボ・ゲレロ&ベス・フェニックス
4試合目
◎ゴールダスト

vs.

×フェスタス & ジ・ブライアン・ケンドリック
5試合目
◎MVP(モンテル・ヴォンタビアス・ポーター)&ジョン・シナ&バティスタ&ジェリー"ザ・キング"ローラー&Mr.ケネディ

vs.

×ビッグショー&ザ・ミズ&ランディ・オートン&テッド・デビアス&コーディ・ローズ

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