[#834] 早くも次回PPVに向かってエクストリームな展開へ!

ジャッジメント・デイPPVから一夜明けた今週のRAWは、ケンタッキー州ルイビルで行なわれ、ショーが始まるとWWE王座のベルトを肩にかけた王者ランディ・オートンが現れた。オートンは開口一番、自身が依然WWE王者であることをアピール、昨夜はWWE王座そのものよりもバティスタ潰しに主眼を置いたがリック・フレアーによって妨害されたと語った。
彼は、エヴォリューション時代からフレアーに好かれていなかったとも語ると、2007年夏でのフレアーへのパントキックにも触れながら、あの行為がなければフレアーは現在も現役生活を続けていただろうとも語り、フレアーがオートンの障壁となろうものならば喜んで相手になると断言しようとしたところでフレアーが現れた。
ダークカラーのスーツに身を包んで現れたフレアーは、憎悪の視線を浴びせかけるオートンを意に介さないかのように"フレアーウォーク"も軽快にリングへ歩を進め、リングに上がると、オートンの眼前でこれみよがしにステップを踏んでみせた。フレアーは、オートンに対して今現在も王者ではあるが、バティスタを倒していないと明言、追い詰められたところで故意にレフェリーへの平手打ちをやってのけ、故意に反則負けを選んだのだと、皮肉たっぷりに語った。
さらにフレアーは、エヴォリューション時代にオートンこそが最高の逸材であり、次代を担う男だと目されながら、フタを開けてみればバティスタがその座を奪われ、成し遂げた功績など何もないと断言した。オートンは、WWE王座を手中に収めた自分こそがWWEのこれからを担う男だと反論、「バティスタごとき、場所、時を問わずして軽く叩き潰せる」と断言しようとしたところで「Woooo ! 」とさえぎられてしまった。
フレアーは、1時間ほど前にビッキー・ゲレロGMに昨夜の王座戦の結末を再考させた結果、公式決定にこぎつけたと吐露した。いぶかしがるオートンがフレアーの口から聞かされた言葉は、3週後の次回PPVでバティスタを相手に再度WWE王座防衛に挑んでもらうと公式決定だった。しかも、フレアーはその王座戦がスティールケージ形式で行なわれることもつけくわえた。反則、失格、外部からの乱入を封じ込められたオートンの顔色がにわかに変わった。
オートンは、フレアーにバティスタへの伝言があると告げた直後、右拳をフレアーに叩き込んでみせると、倒れたフレアーにストンプを連発、するとステージからコーディ・ローズ&テッド・デビアスが現れた。が、なんとバティスタが背後から2人を強襲、しかし、バティスタがリングに上がるやいなや、2人の逆襲にさらされてしまう。すると、なんとジョン・シナがリングにかけつけ、フレアーを痛めつけていたオートンに襲いかかった。
レガシィを駆逐し、フレアーに駆け寄るシナとバティスタ。レガシィはステージへの退却を余儀なくされた。シナは、バックステージでの取材に対して、PPVではビッグショーを倒すことで批判的な連中の予想を覆し、今夜はフレアーを救出しながら改めてチャンプ再臨をアピールしたのだと語った。すると、そこへゲレロGMが現れ、今夜のメインイベントでシナがバティスタと組んで王者オートン&レガシィの3人とのハンディキャップ・マッチを行なうと、自信たっぷりに告げた。シナは、皮肉たっぷりに驚いてみせると「上等だ」とつぶやいてその場を立ち去った。ゲレロGMが悔しがったのは言うまでもない。
ディーバズ王座への道

今夜の1試合目では、ディーバズ・バトル・ロイヤルが実現した。ケリー・ケリー、ニッキー&ブリー・ベラ、ベス・フェニックス&ローザ・メンデス、今夜の開催地ルイビルが生んだ歌姫ジリアン、そしてミッキー・ジェームズが出場、勝者はディーバズ王座への挑戦権を獲得するという注目の試合だ。
この試合ではディーバズ王者マリースが実況陣に同席、いきなりマイケル・コールに自身の名前の発音を矯正させるなど、冷酷な突っ込みで知られるコールに対しても王者の余裕ぶりを見せつけながら試合を見守った。試合はローザ、ベラ姉妹の順で敗退、リング上はミッキー対ジリアン、ケリー対ベスの攻防で展開、ミッキーがジリアンをロープの間からフロアへと追い落として敗退させると、ベスがミッキーに猛攻を開始した。
しかし背後からケリーがベスに襲いかかり、ロープの間からフロアへと蹴散らしてしまった。敗退させられたベスは逆上してケリーの足を掴んで放さない。一方、やっとのことで立ち上がったミッキーは、マリースに何かが入ったスプレーを吹きつけられてしまう。ケリーは困惑しながらも、もがき苦しむミッキーを足で突き落として優勝を収めてディーバズ王座挑戦権を獲得した。マリースは悪びれもせず、余裕の笑みを振りまき続けていた。
サンティーノ大人気!

2試合目は、ジャッジメント・デイPPVでゲレロGMをブタ呼ばわりしたことでチャボのフロッグスプラッシュを浴びたサンティーノ・マレラが、そのチャボ本人とのシングル・マッチに臨んだ。最近のマレラ人気は凄まじく、今夜も入場と同時に大きな歓声がマレラを歓迎した。試合開始のゴングが鳴ると、マレラが威かくしてチャボをけん制するが、その動きはどことなくサンティーナに似ている。
チャボは、強引にマレラのTシャツを剥ぎ脱がすと、一方的にマレラを攻め立てている。いきなり、すっかり逃げ腰になっていたマレラだが、左脚の付け根あたりをさすると、突然競歩のようなステップでロープワークを開始する。しかし、チャボは容赦なくマレラを叩きのめし始めた。サンティーノは、ロープに押し込まれ、サーフボードに捕まりながら自力で脱出を試みるが、チャボに軽くあしらわれてしまっている。
チャボがバシバシと平手打ちを始めた時だった。必死でこらえていたマレラは、ついに爪を噛みながらチャボの猛攻におびえ始めたが、チャボの罵倒に思わず逆上、パンチを叩きだした。パンチはチャボにクリーンヒット、当のマレラが驚いている。さらに、マレラはチャボの反撃をエルボーで寸断、自分の攻撃が予想外に効いてることを自覚し始める。チャボがにらみつけると、遠慮する仕草を見せるチャボだが、クローズライン、バックボディドロップを成功させてチャボを翻弄し始めた。
自信を深めたマレラは、コーナーに佇むチャボめがけて突進するがキックで反撃されてダウンしてしまう。チャボがコーナー最上段からフィニッシュを決めようとした時だった。マレラはコロコロと転がってコーナーへ退避、スプラッシュを狙ったチャボを自滅させるとジャックナイフ・カバーを敢行、なんと3カウントを奪ってしまった!
敗れたチャボは、ファンファーレを鳴らす仕草で勝利を喜ぶマレラに対し、サンティーナに伝言しろと吐き捨てた。なんと今夜、サンティーナがミス・レッスルマニアの王冠を懸けて、なんとビッキー・ゲレロGMと対戦することになるというのだ!
異色コンビ誕生!?

3試合目はWWE統一タッグ王者カリート&プリモが、ジ・ブライアン・ケンドリック&ゴールダストという異色タッグ・チームとの試合に臨んだ。試合開始のゴングが鳴ると、先鋒で出たゴールダストがカリートに先制、いつもならばパワフルな先制を見せるカリートだが、体格で彼を上回るゴールダストが強力な当たりでカリートを圧倒してみせた。
ゴールダストは、カリートとのアームドラッグ勝負でも互角に渡り合ってみせたが、いきなりケンドリックが声を上げて交代を要求、ゴールダストに代わってリングインした。ケンドリックは非常に攻撃的な態度で痛めつけると、カリートを自陣へ引き込んだ。ケンドリックはレフェリーをけん制するが、カリートを攻めないゴールダストに激怒している。するとカリートが反撃、素早くプリモと交代した。
プリモはケンドリックの一手先を読むかのような巧みかつアクロバティックな攻勢を展開、ザ・ケンドリックを封じ込むと、トップロープからの豪快なクロスボディから3カウントを奪って試合を決めてしまった。試合後、ケンドリックはまったく援護しようとしなかったゴールダストを叱責、平手打ちを浴びせてしまった。ゴールダストが悠然とリングに入ってケンドリックと対峙した時だった。
なんとホーンスワグルが乱入、ゴールダストに隠れながらケンドリックのむこうずねを蹴り飛ばしてしまった。ケンドリックが反撃に出ようとすると、ホーンスワグルはゴールダストに抱きかかえられてブートを炸裂、ケンドリックはぶ然とした表情で退散するしかなかった。
シナを巡ってアピール

ジャッジメント・デイPPVで対シナ戦4勝目だとアピールしたザ・ミズが現れた。今夜はシナのTシャツ、キャップを見につけたコスプレ状態だ。彼は、シナのラップ作品を"リミックスした"と語りながらダジャレともつかないようなライムでシナを中傷、今夜もシナを呼び出した。しかし、シナは今夜もミズの前に現れない。ミズが5勝0敗を宣言した時だった。キングが席を立ちリングに上がった。
キングは、ミズが一方的に相手を呼び出しながら闘わずして勝利を宣言するのはおかしいと指摘、本当に勝負がしたいのならばゲレロGMと直談判すべきだと指摘、ミズは渋々納得してゲレロGMと相談してやると答えた。が、その直後、ビッグショーが現れてしまった。ビッグショーは、シナとのケリはついていないと主張、ゲレロGMに直談判してシナとのサブミッション・マッチを取り付けたと語り、ミズ対シナ戦は後回しだと告げた。
ミズは「お前の負け試合の後まで待ってやる」と捨てゼリフを履いて逃走、ビッグショーはやり場のない怒りをぶつけるように、なんとキングを捕らえ、キャメルクラッチで失神させてしまったのだった。
US王座戦!

4試合目はUS王者MVPがマット・ハーディの挑戦を受けて立った王座戦だ。ちなみに、この試合からはジム・ロスがキングに代わってマイケル・コールに合流、実況を行なった。一方、王座に挑むマットは、相変わらず負傷中の自分を試合に組むビッキーを批判しながらも、実力で王座挑戦までこぎつけたと強調、かつて一時は相棒でありながらも激しい抗争を繰り広げたMVPとの王座戦に挑んだ。
組み合いで始まった試合は一進一退の攻防で展開、MVPがパワフルな攻勢を仕掛けると、マットは巧みに応戦、ギプスで固めた右手をかばいながらも、時には武器のように使いながらMVPの左脚を重点的に攻め立てていった。MVPはコーナーに追い詰められながらも強靭な脚力でマットを引き離すと捨て身のタックルで反撃、マットからダウンを奪った。
マットは、ボーリンエルボーを浴びながらも、MVPを油断させながらロープを引っぱってフロアへと駆逐、執拗に左脚を狙ったが逆上したMVPに右腕を攻め込まれてしまう。リング上での攻防が再開されると、MVPは猛打攻勢、さらに右腕へのストンプ、そしてマットをコーナーに追い詰めての豪快なブートと得意の攻撃パターンを展開、最後はプレイメーカーをきめて勝利、US王座防衛に成功した。
GM、ミス・レッスルマニアに挑戦

5試合目は、逆上したチャボが勝手にぶち上げてしまったミス・レッスルマニア争奪戦、サンティーナ・マレラ対ビッキー・ゲレロGM戦だ。自信満々で入場してきたサンティーナだが、試合開始のゴングが鳴ると、マイクを持って舌戦を開始、ビッキーの体形をあざ笑い、レズビアン疑惑に触れながらビッキーの唇を奪うと「豚肉の味だわ」と嘲笑してみせた。
すると突然チャボが介入、ノーDQルールに変更して試合が始まった。チャボは当然のように乱入、サンティーナに襲いかかったが、なんとサンティーナはマウントパンチ合戦を制するとチャボをフロアへ投げ出してみせた。サンティーナの視界に改めてビッキーが入った時だった。なんとウィリアム・リーガルが乱入、非情なストンプからエクスプロイダースープレックス、パントキックでサンティーナをKO、ビッキーは「押さえ込め!」と叫ぶチャボの声に促されてサンティーノから3カウントを奪取、ミス・レッスルマニアの王冠を手中に収めてしまった。
ビッキーは悲鳴を上げ、飛び跳ねながら勝利を喜び、チャボから王冠を頭に乗せられると、有頂天でミス・レッスルマニアになった喜びをかみしめたのだった。
バティスタ&ジョン・シナvsザ・レガシィ&ランディ・オートン

メインイベントの時が訪れた。レガシィがリングに上がると、先ほどまでの華やいだ雰囲気は一転、邪悪な雰囲気が場内を包み込んだ。が、続いて重厚なギターサウンドに乗ってバティスタの入場が始まると、客席からはパイロの大音響に劣らないほどの大歓声が沸きあがった。続いて、PPVでビッグショーを撃破したシナの入場が始まると、場内は今夜一番と思われる大歓声が爆発、シナは大声援に迎えられながら敬礼、今夜は駆け込んでリングインを果たした。
試合開始のゴングが鳴ると、先方で出たシナが先制を仕掛けたが、コーディは巧みにシナを自陣へ引き込むと素早くオートンと交代した。シナはオートンの先制をかわすと素早くバティスタと交代、早くもPPV王座戦の続編とも言える展開となった。が、オートンは素早くデビアスと交代、フロアへ滑り降りてしまった。場内はものすごいブーイングだ。
バティスタは、もてあますパワーを解き放つかのようにデビアスを迎撃、乱入してきたコーディもろとも叩きのめすと、シナがデビアスを駆逐、さらにバティスタもコーディをフロアへ弾き出してみせた。すると、オートンがまるでヘビのようにリングへと滑り込んだ。が、2人が気づくとオートンはボトムロープの下からフロアへと這い出した。あまりの狡猾さに、シナも呆れ怒っている。
リング上での攻防が再開されると、オートンを筆頭とするレガシィがついにバティスタをとらえ、シナから孤立させての猛攻に出た。オートンはコーナーで司令塔となり、コーディ&デビアスが巧みな連係でバティスタを畳みかけている。自らの手を汚さずともバティスタを潰せると言わんばかりの戦術だ。
バティスタが、デビアスに捨て身のタックルを浴びせ、やっとのことでシナとの交代にこぎつけた。レガシィはコーディが交代してリングインだ。シナは、前夜ビッグショーを担ぎ投げた並外れたパワーでコーディを圧倒、レガシィに対してこれみよがしに"Ypu can't see me ! "、ファイブナックルシャッフルをコーディに叩き落し、アティテュード・アジャストメントを炸裂させた。
が、コーディは担がれた瞬間にオートンと交代、シナがコーディを投げ放って姿勢を崩したところを襲いかかり、さらにコーディ、デビアスと連係しながら攻撃を展開した。シナはデビアスの猛打攻勢、さらにはコーディが放ったコーナー最上段からのムーンサルトという猛攻にさらされたにもかかわらず、3カウントを許そうとしない。
そして、ついにオートンがリングイン、シナのパワフルな攻勢をことごとく押さえ、まるでヘビが獲物を仕留めるかのように、リング中央でシナの動きを封じに入った。シナは、長身のオートンの絡みつくようなホールドに絞り上げられながらも自力で立ち上がると、ついにバティスタとの交代にこぎつけた。バティスタは爆発的な反撃を開始、パワースラムからカバーを狙った。オートンは跳ね返すだけで精一杯だ。シナは、突然現れたビッグショーを追ってステージ裏へ消えてしまった。
バティスタがオートンをスパインバスターで仕留めた直後、コーディがいきなりコーナーから転落した。なんと、フロア上にフレアーがいるではないか!リング内外が混沌とする中、バティスタはスピアーでオートンを貫通、3カウントを奪って勝利を収めた。ステージへと退散してリング上をにらみ見下ろすレガシィ。リング上ではフレアーとバティスタが抱き合って勝利を喜んだのだった。
[試合結果]
| GAME | RESULT |
|---|---|
| 1試合目 ディーバズ王座挑戦権争奪ディーバズ・バトル・ロイヤル |
◎ケリー・ケリー |
| 2試合目 |
◎サンティーノ・マレラ vs. ×チャボ・ゲレロ |
| 3試合目 |
◎カリート&プリモ・コロン vs. ×ゴールダスト&ジ・ブライアン・ケンドリック |
| 4試合目 US王座選手権 |
◎MVP(モンテル・ヴォンタビアス・ポーター) vs. ×マット・ハーディ |
| 5試合目 ビッキーが新ミス・レッスルマニア誕生に |
◎ビッキー・ゲレロ vs. ×サンティーナ・マレラ |
| 6試合目 |
◎ジョン・シナ& バティスタ vs. ×ランディ・オートン&ザ・レガシィ |


