[#155] 台頭する新世代、王座争いは過熱

今週のECWはカリフォルニア州ロサンゼルスで行われ、ショーの開始と同時にECW王者クリスチャンが登場、王者にしつこく食い下がるジャック・スワガーをリアリティ番組の出演者になぞらえて侮辱、王座から転落したスワガーは"賞味切れ"だと切って捨てながら、本人を呼び出した。
果たしてスワガーが現れると、彼はレスリング全米代表に2度も選ばれた自分の華々しいキャリアは始まったばかりだと主張、汚い手段を2度も使って王座防衛に成功したクリスチャンこそ賞味切れのスターだと切り返し、次回PPVでの直接対決について言及した。2人が試合形式で言い争いを始めたところでティファニー暫定GMが現れた。
ティファニーGMは、スワガーがWWE Superstarsで行われたクリスチャン対ドリーマーの王座戦に乱入したことを指摘、エクストリーム・ルールズPPVで行われるスワガー対クリスチャンのリマッチをトリプルスレット形式に変更、ドリーマーにも挑戦させると発表、さらに試合はハードコア・ルールで行うと決定した。
スワガーは、リングに入ってきて茶化す仕草を見せるドリーマーに襲いかかったが、ドリーマーにかわされた勢いでフロアへと抱え落とされてしまう。さらに、ドリーマーは握手を求めてきたクリスチャンまでフロアへ放り出して王座奪取をアピールした。
クリスチャンとドリーマーは、ロッカールームでも口論を開始、掴み合いになったところでフィンレーに止められるという険悪な関係になってしまった。
コズロフ、ハンディ戦でも怪勝

今夜の1試合目は、ウラディミア・コズロフがジョーイ・ムニョス&ラス・テイラーなる2人を相手に闘うハンディキャップ・マッチだ。試合が始まると、コズロフは先鋒で入ったテイラーを一蹴、すぐさま交代して入ってきたムニョスに対しては、コーナーめがけて抱え投げ、さらに腹部を蹴り飛ばしてフロアへ落としてしまうという、情け容赦のない攻勢を仕掛けた。
ムニョスはあわててテイラーと交代、コズロフはテイラーの一撃を浴びると激高した表情を見せてテイラーを突き飛ばしてダウンを奪い、コズロフ流チョークボムを炸裂、3カウントを奪って圧勝してみせた。
ボーン対ヘンリー!

2試合目はエヴァン・ボーンが世界一の怪力マーク・ヘンリーとのシングル・マッチに挑んだ。試合が始まると、ボーンはスピードで翻弄しながらヘンリーの下半身を狙う攻勢に出るが、ヘンリーは文字通りの怪力でボーンをねじ伏せては、白い歯をこぼして見せる余裕ぶりだ。
ボーンは、膝に落とされるバックブリーカーからそのままブリッジを強いられるように痛めつけられ、ヘンリーの怪力に圧倒されていたが膝とキックで反撃に転じてスプラッシュを仕掛けてきたヘンリーをコーナーで自滅させることに成功した。
ボーンがシューティングスタープレスを狙おうとしたところで、ヘンリーは気付いてフロアへと逃れたが、ボーンはエプロンからムーンサルトを敢行、しかし、なんとヘンリーはボーンを肩口でキャッチ、コーナーポストへ叩き込みにいった。
ところが、ボーンは素早くかわし、逆にヘンリーを頭からポストに叩き込み、もうろうとするヘンリーめがけてシッティングセントーンを敢行、フロアでヘンリーにダウンを強いてみせた。レフェリーは両者へのカウントを開始、ボーンは立ち上がろうとするヘンリーを踏み台にリングイン、なんとカウントアウト判定で勝ってしまった。
メインは王者チーム不利のハンディ戦に

メインイベントはクリスチャンとドリーマーに加えてフィンレーがチームを組んでスワガーとタイソン・キッド&デヴィッド・ハート・スミスの"ザ・ハート・ダイナスティ"による6マン・タッグ・マッチが行われる予定だった。しかし、フィンレーが負傷したことで、ティファニーGMは2対3のハンディキャップ・マッチに変更、ショーを続けたのだった。
スミス対クリスチャンで始まった試合は、スワガーにもひけを取らない体格を誇るスミスがパワフルな先制を仕掛けるが、クリスチャンは巧みな動きで対抗、ドリーマーと素早く連係しながら優位に立とうとするが、スミスは強打でクリスチャンを仕留めるとグラウンド戦に持ち込んで動きを封じに出た。
スミスは素早くスワガーと交代、スワガーは投げを中心とした強力な攻勢でクリスチャンを攻め立てるが、クリスチャンはスワガーに対しても巧みな動きで翻弄、ドリーマーとの連係攻撃を見せながらスワガーを追い詰めていった。
スワガーは、コーナー最上段から攻め込もうとしたクリスチャンを豪快に投げ落として形勢逆転に成功、キッドとの交代を絡めながらクリスチャンを追い詰めていく。しかし、クリスチャンは強引にコーナー最上段へ乗せ上げられたところで抵抗、カウンターのDDTでスワガーをキャンバスへ叩き込むと、ドリーマーと交代した。
ドリーマーは激しい攻勢でスワガーを圧倒、パワーボム、そしてスワガーをコーナーに逆さづりにしての"ECWキック"を炸裂、さらにとどめのDDTを狙った。しかし、スワガーはガットレンチ・スープレックスで反撃に成功、キッドと交代した。
キッドはシャープな攻勢でドリーマーを孤立させるとスミスと交代、スミスは滞空時間の長いヴァーティカル・スープレックスを炸裂、さらに交代したスワガーはクリスチャンとの交代を阻むように強引な攻撃を展開、再度キッドがリングに入って攻勢に出た。
ドリーマーは、キッドの攻撃を封じ込んでクリスチャンとの交代にこぎつけた。クリスチャンは、キル・スイッチこそかわされたものの、コーナーでロープの外から蹴り込むキックを炸裂、さらにコーナー最上段からのフォアアーム攻撃に成功、押さえ込むがスミスにカットされてしまう。
ドリーマーが援護に入ってスミスもろともフロアへ転落すると、キッドはキックでクリスチャンを一蹴、素早く交代したスワガーは、クリスチャンをコーナーに叩き込んで痛めつけると豪快なガットレンチ・パワーボムを炸裂、3カウントを奪ってチームに勝利をもたらした。
試合後、ドリーマーが勝ち誇るスワガーに飛びかかったものの、ザ・ハート・ダイナスティの2人が繰り出したハート・アタックで沈められてしまった。
打ち寄せてくる新世代の荒波、そして三つ巴で展開するECW王座の行方を見逃すな!
[試合結果]
| GAME | RESULT |
|---|---|
| 1試合目 ハンディキャップ・マッチ |
◎ウラディミア・コズロフ vs. ×ジョーイ・ムニョス & ラス・テイラー |
| 2試合目 カウントアウト判定 |
◎エヴァン・ボーン vs. ×マーク・ヘンリー |
| 3試合目 2オン3ハンディキャップ・マッチ |
◎ジャック・スワガー & ザ・ハート・ダイナスティ vs. ×トミー・ドリーマー & クリスチャン |


